Alteryx Inspire 2017 : 【レポート】レポート作成 入門 #alteryx17

alteryx-inspire2017-logo

こんにちは、大場です。

『Alteryx inspire 2017』が2017年6月5日(月)〜6月7日(水)、アメリカのラスベガス ARIA HOTELにて3日間開催されていました。 当エントリでは、プロダクトトレーニングの「Building Reporting Solutions」をレポートしたいと思います。

セッションの概要

セッション概要は以下の内容となります。

トレーニングパス:
 Beginning Designer User
講師:
 Anthony Johnson
セッション概要:
 Taking your output data and formatting it in a readable and visual format is a great way to aggregate data for important decisions. In this class, learn about all the reporting tools, how to use them, how to batch reports, and customizing report snippets."
 (出力データを取得して、読み込み可能な形式で書式設定することは、重要な意思決定のためにデータを集約するのに最適です。このクラスでは、すべてのレポートツール、その使い方、レポートのバッチ処理方法、レポートスニペットのカスタマイズ方法について学びます。)

Tracksより引用

会場の雰囲気はこんな感じです。 AlteryxInspire_Spatial

参加者は結構多めで70〜80人くらいで、2時間のトレーニングとなります。

アジェンダ

アジェンダはこんな感じです。

AlteryxInspire_Spatial

レポーティングで使用される Tool に関して、スライドで紹介 → デモ、スライドで紹介 → デモといった流れで紹介がされました。 個々の Tool でかなり細かな設定ができるようになっており、まとめて説明することは難しいので、こちらのエントリーでは(個々の Tool の詳細ではなく)全体の流れを紹介できればと思っております。また、終盤の Joining Snippets 以降はパートナーサミットが開催されており中抜けしている関係で Layout、Render のスライドは写真がないのですがご了承ください。

それでは以下レポートとなります。

Alteryx におけるレポート作成

レポーティングカテゴリ内のすべての Tool は、「スニペット」(Alteryx ではそのように呼んでいるようです。最終的なレポートを構成するための断片データと理解いただくのが良いかと思いました)を作成します。これらのスニペットを Tool から次の Tool に渡してまとまったレポートを作成していきます。 最終的にはそれぞれのスニペットを Join Multiple Tool で結合をして、Layout Tool で配置決めをしていく、ということです。

AlteryxInspire_Spatial

Reporting Tool のご紹介

Charting Tool

さまざまなタイプのチャートを作成することができます。エリア、カラム、バー、パイ、ラインを組み合わせたり、二重軸やグリッドラインのオプションを利用したり、Prefix/Suffix のラベリング、フォントや凡例の設定するなど、チャートに関する各種設定をおこなっていきます。

AlteryxInspire_Spatial

Report Map Tool

マップのレポートを作成することができます。マップのレポートを作成する際には Spatial データ(ポイントやライン、あるいはポリゴンデータ)が必要です。複数のデータストリームを扱う事が可能で、複数のレイヤーで重ね合わせたマップを出力できます。また、マップの範囲をズームイン、あるいはズームアウトして表示範囲を調整することもできます。

AlteryxInspire_Spatial

Table Tool

データテーブルを作成します。テーブルは「ベーシックテーブル」「ピボットテーブル(Cross Tab Tool からのストリーミングに限る)」にわかれます。ここではテーブルサイズ、表示するフィールドの選択、デフォルトのテーブル設定(スタイル設定書式、ヘッダ、境界など)、列、行の役割の作成、条件付き書式等の設定をおこないます。

AlteryxInspire_Spatial

条件文をかいてあげることで、条件に沿って文字や背景を色分けしたり、フォントを変えたり、文字サイズを変えたり、といったことができます。 以下のスライドは条件文に沿って、文字の色を緑や赤で表示する例です。

AlteryxInspire_Spatial

Report Text Tool

レポートにテキストを追加します。手動で入力をする、もしくは input データを用いた上でアップデートする、あるいはその両方を用いる方法があるようです。ここには、その他のスニペットとしてマップ、テーブル、チャート、レイアウトを添付可能となっております。また、入力テキストに関してテキストの書式設定をおこなったり、所定の画像の挿入をして独自のレポートを作成していきます。

AlteryxInspire_Spatial

Joining Report Tool

Reporting Tool の出力はデータストリームとして扱われ、Join Tool を使って結合していきます。特定のレコードあるいはフィールドの情報を用いて結合をしていきます。

AlteryxInspire_Spatial

Layout

作成したスニペットを、縦あるいは横に並べて配置をしたり、レイアウトの幅と高さの調整、境界線と区切り線の追加等の設定をおこなっていきます。

Render

レポートスニペットを PDF、HTML、XLSX、DOCX、PPTX、RTF、Portfolio Composer(* .pcxml)形式のレポートに返還をします。画像ファイルタイプ PNG への出力もサポートされています。

サンプルのレポートとワークフロー

レポート

事前に配布されたワークフローを実行するとこんな感じのレポートができあがっていました。 チャートやマップ(サンプルのデータソースがよくないようで海の上にあり背景が青くなっているようです。。本来はちゃんとでます。)、テーブル情報が入っています。

AlteryxInspire_Spatial

サンプルのワークフロー

このレポートを作るワークフローがこちらです。 見てみると、各要素(チャート、マップ、テーブル、テキスト(画像含む))を所定の Report Tool で作成して、Join Tool で結合、Layout Tool で配置決め、Render Tool でファイルフォーマットを決めて出力する、といった形です。

AlteryxInspire_Spatial

さいごに

Report Tool を用いた一連の流れを学ぶことができました。こちらの Tool をつかうことで、各要素(チャートやテーブル、マップ等)の形式を細かく設定して出力ができそうです。日常的な業務において、Excel や Access など複数のデータソースからデータを取得し、手作業で加工をした上で PPT のレポートにまとめる、といった作業をおこなうケースは非常に多いのではないかと思います。Alteryx では、そのような業務をワークフロー上で定義して利用することで、一連の作業をシンプルに実現できるのではないかと思います。業務効率化の観点でもぜひご検討ください。それではまたー!