Tableau Server上での『ワークブックの作成・編集』作業について

アイキャッチ(Tableau)

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

Tableauには『Tableau Desktop』と『Tableau Server』という製品がありますが、両製品に関して『Tableau Desktopで出来る事が、Tableau Serverではどこまで出来るのか』という問い合わせをお客様から受ける事が時折あります。超ざっくり言うと『Desktopは分析を主とするユーザーががっつり使うもの』、『ServerはDesktopで作成したコンテンツを共有するもの』と言った感じではありますが、コンテンツ編集については両者の違いは分かり辛い部分もあるような気がしています。そこで当エントリでは、実際にTableau Server上でどの辺まで出来るのかについて実践した内容を紹介してみたいと思います。

目次

 

検証用Tableau Serverユーザーの作成

まずはじめに、今回の作業を検証するためのユーザーを作成します。ユーザー作成可能な管理者権限でTabelau Serverにログインし、ユーザー作成メニューへ遷移、ローカルユーザーを作成。

tableau-server-editing_00-01

『パブリッシャー』権限を持つユーザーを作成します。今回の検証では、任意のデータソースから新規でワークブックを作成する手順を確認しようとしていて、その際に『インタラクター』では作業が行えなかった(権限が足りなかった)のでここではパブリッシャー権限のユーザーを作成しています。

tableau-server-editing_00-02

 

データソースのパブリッシュ

Tableau Serverでは、新規でデータ接続を行う事は出来ません。なので、Desktopでデータ接続を作成し、そのデータ接続をサーバにパブリッシュ(公開)、サーバではそのパブリッシュされたデータソースを使うという手順を踏む必要があります。ここではその元ネタを作成します。今回はAmazon Redshiftに接続を行なってみたいと思います。

tableau-server-editing_01-01

接続が完了し、Tableau Desktopの編集画面に遷移したらデータソースを右クリックし、[サーバーにパブリッシュ]を選択。

tableau-server-editing_01-02

作成したユーザーでパブリッシュをしてみます。

tableau-server-editing_01-03

この時のパーミッションはデフォルト指定のままにしています。また、認証設定については都度聞かれる事が無いように、埋め込みとしています。

tableau-server-editing_01-04

パブリッシュ出来ました!

tableau-server-editing_01-05

 

Tableau Server上でのワークブック作成・編集

ここからはTableau Server上でのブラウザベースでの操作となります。サーバログインページにアクセスし、上記で作成したユーザーでログインします。

tableau-server-editing_02-01

[データソース]タブをクリックし、先程パブリッシュしたデータソースをチェック。

tableau-server-editing_02-02

チェック済みの状態で[アクション]のリンクを展開し、[新しいワークブック]を指定。すると、

tableau-server-editing_02-03

Tableau Desktopの時と同様に、新規でワークブックが作成されました!

tableau-server-editing_02-04

出来る事・出来ない事の確認

ここからはDesktopとの比較で、どこまで同じように扱えて、どこがServerブラウザ上では出来ないのかについてざっと見て行きたいと思います。ドラッグアンドドロップした日付項目を右クリックしてみると、以下のように表示切り替え等は出来るようです。

tableau-server-editing_02-05

数値項目についても以下のようにメニューから遷移・変更可能。ただ全ての内容が同じように出来る、という訳でも無さそうです。

tableau-server-editing_02-06

[マーク]項目へのドラッグアンドドロップは問題無し。

tableau-server-editing_02-07

[表示形式]の切り替えについても、条件を満たしていれば切り替え可能です。

tableau-server-editing_02-08

その他の表示切り替え・設定項目等についても以下の様に展開可能。

tableau-server-editing_02-11 tableau-server-editing_02-12 tableau-server-editing_02-13

項目のフィルタリングについては、フィルタに項目を配置した時点でクイックフィルタも作成される様です。

tableau-server-editing_02-10

計算フィールドについても作成が行えるようです。項目を右クリックして遷移。

tableau-server-editing_02-09

デスクトップ同様のUIで作成編集が行える模様。

tableau-server-editing_02-15

[ページ]機能については、表示切り替え自体は可能のようですが再生ボタンは実装されていませんでした。

tableau-server-editing_02-14

ここまで見てきた感じですと、『割と(Tableau Serverで)全部出来てしまえるのではないか』という気もしますが、

  • データソース及び抽出ファイルの新規作成が出来ない
  • ダッシュボードの作成が出来ない
  • 書式設定が行えない
  • リファレンスラインの作成が出来ない
  • パラメータ作成が出来ない

等の部分については制約があるようです。また、ブラウザ上での作業となるため、大規模・大量件数を相手に編集するようなケースだとパフォーマンスの面で負荷を強いられる形になると思われます。複数人数での同時アクセスも絡んでくると更に負荷は掛かる事は容易に想定されるため、編集作業を行うユーザーと環境については状況を見極めていく必要がありそうです。

 

まとめ

以上『ワークブックの作成・編集』についてTableau Serverでどの程度まで出来るのかについてのご紹介でした。バージョンが新しくなるに連れて、Tabelau Serverで出来る事もより増えて来ているような印象を持ちました。とは言え、やはりDesktop=Serverという訳ではありませんので、使いどころを見極めてDesktop/Server双方活用させて行きたいところですね。こちらからは以上です。