Alteryx Serverインストール手順(on Amazon EC2/Windows Server 2012)

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Alteryxでは、各種分析や作業をデスクトップ上で行える"Alteryx Designer"の他に、作成した要素をサーバ上にてデプロイ・管理出来る(サーバ)機能を有した"Alteryx Server"なるものも存在します。当エントリではそのAlteryx Serverについて、導入の進め方をガイドしてみたいと思います。

目次

 

Alteryx Serverとは

製品全体及びAlteryx Serverの紹介については以下製品ラインナップエントリにとてもわかりやすく紹介されています。以下にAlteryx Serverに関する紹介部分を抜粋引用します。

Designerで作成したワークフローをサーバー上にデプロイするプラットフォームです。 高機能な拡張性が特有なので、社内にリアルタイムかつ、スピーディーに共有することで作業負担を軽減できます。ビジネスユーザー側にも作成したワークフローをより分かりやすく分析結果を提供。他部署であっても社内作業がServerの中で円滑に回るように手助けしてくれます。 自分のブラウザからAlteryx Serverにログインして利用できます。

 

Alteryx Server インストール手順

Alteryx Serverを導入するにあたって、必要となる環境のスペックについては下記公式サイトに情報が展開されています。サイトの情報によると、64ビット環境必須、メモリ:16GB、ストレージ容量:1TB以上という推奨スペックが提示されています。動作確認レベルであればこれに満たない環境でも動くかとは思いますが、実利用を想定しているのであれば必ずこれと同等もしくはそれ以上のスペックの環境を用意しておきましょう。

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Alteryx Serverの環境スペックについては下記Communityサイトでも情報として言及されているものがあります。参照情報の1つとして確認頂けますと幸いです。

今回はAmazon EC2でWindows OS(Windows Server 2012)環境を用意して進める形とします。上記スペックを満たす十分なインスタンスタイプを選択し、導入後の運用も考えてセキュリティグループやIAM Role等も割り当てた上でインスタンスを起動させておきます。インスタンスタイプ及びインスタンスタイプ毎の料金については以下をご参照ください。

インストーラの入手は公式サイトにて行います。製品TOPページにアクセスし、Downloadリンクを押下。

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トライアル版のダウンロードに合わせてユーザー情報の入力を求められますので必要事項を入力してインストーラを入手。

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インストーラを起動しインストール開始。特に差し支え無ければデフォルトの状態で進めても良いかと思います。(ディレクトリ構成的に、データの増減ペースが激しくなるようであれば別途Dドライブを追加してそちらに一式をインストールしておくというのも良いかも知れません。)

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今回の手順ではPredictive Toolも併せて導入しておきます。

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Server本体が完了したら引き続きPRedictive Toolのインストールへ。こちらも基本的には手順はそのまま進める形となります。

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インストールが完了したら『Run Alteryx Now』を押下してServer起動。

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Server起動直後、以下の様な形でライセンスキーの入力を求められます。メールアドレス及びライセンスキーを入力し、[Activate]押下。

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ライセンスキーの認証が無事完了しました。[Get Started]押下。

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イントロのダイアログが諸々表示され、

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それらを閉じる事でいよいよAlteryx Serverが使えるようになりました。

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Alteryx Serverの各種設定項目について

インストール後のAltery Serverに関する設定については下記いずれかの方法でメニュー画面に遷移する事が可能です。

  • メニューバー『Options』→『Advanced Options』→『System Settings』
  • インストール完了後生成される『Alteryx System Settings』のアイコンをダブルクリック

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起動後の設定画面。設定項目はカテゴリ毎に幾つか分かれている様です。ざっとそれぞれの項目を見ていきたいと思います。

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環境:セットアップタイプ

Alteryx Serverのインストールタイプが選択可能になっているようです。この形で表示されているという事は切替も可能なのでしょうか?(ちょっと怖い...)

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環境:ワークスペース設定

Alteyx Serverに於ける『ワークスペース』のパスをどこにするか指定します。注意書き(Help and Info)の欄にも『この設定値は大きなファイルが書き込める様な場所にしておくべし』との記載があるので、やはりここは別ドライブ(1TB以上の大きなストレージ容量を持つもの)を用意し、そちらの内容を指定した方が良さそうな気がします。

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コントローラー:一般

トークンやロギング、スケジューラ設定に関する設定を行います。

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コントローラー:永続性

Alteryx Serverが連携を行うDBのタイプや接続情報等を管理します。

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コントローラー:マッピング設定

メモリやディスクスペース等のスペック設定を行います。

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ワーカー:一般

ワークフローやジョブ実行を行う際のワーカー設定を行います。

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ワーカー:実行

Alteryx Serverを任意のユーザーで実行させたい場合に利用します。

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ワーカー:マッピング設定

ワーカー数の設定を行います。

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ギャラリー:一般

ギャラリー機能に於ける各種設定項目の管理を行います。

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ギャラリー:SMTP

Alteryx Serverがメール連携に用いるSMTPサーバの情報を設定します。

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ギャラリー:永続性

ギャラリーで用いるDB情報に関する設定を行います。

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エンジン:一般

Alteryxで用いる実行エンジンの設定を行います。

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上記一通りの設定が完了すると最後に設定をファイナライズする様に促されます。設定内容に問題無ければ[Finish]で設定を反映させます。

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設定完了後、サーバアクセスを確認してみます。アクセスはWebブラウザ経由で行いますのでHTTP/HTTPSのポートは必要なアクセス元に対して開けておくようにしてください。

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ブラウザにてhttp://サーバホスト名もしくはIP/galleryにアクセス、Alteryx Serverのページが表示されればOKです。任意のユーザーを作成する等して環境を利用出来るようになります。

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まとめ

Amazon EC2(Windows Server 2012)環境へのAlteryx Serverの導入方法についてのご紹介でした。実際のところは特に難しいところは無く、インストーラの指示に従うだけで済む内容なので大きく問題となるところは無いかと思います。気になるのはデータを格納するパスの指定、設定項目の箇所で言えば『ワークスペース』の設定箇所でしょうか。予め大量のデータを利用する事が分かっているのであればこの(ワークスペースの)指定箇所をDドライブ等別のドライブに配置する事で(Alteryx自体別ドライブでも良いのかも知れないですね)運用上の手間は幾らか軽減されるのかも知れません。Alteryx Serverネタについては引き続きタイミングを見計らって投稿して行こうと思います。

参考情報: