Tableau 10.2 新機能:空間ファイル(シェープファイル、GeoJSONファイル等)が使えるようになりました #tableau

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日本時間の2017/03/02夜中の時間帯に、Tableau 10.2が正式リリースされました。

Tableau 10.2でも昨年末のベータ版時点での機能一覧紹介エントリで紹介した様に気になる機能が多数追加されています。当ブログでも前バージョンまでと同様、10.2の新機能についてご紹介していきたいと思います。

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当エントリではTableau 10.2の新機能の1つ、『空間ファイルコネクタ』を紹介・解説します。

空間ファイルコネクタ対応

カスタムの地理空間分析で、空間ファイルを直接 Tableau から利用できるようになります。空間ファイルがサポートされ、国勢調査の境界線や天然資源といったカスタムの地理空間データを、Viz で簡単に利用できます。ESRI シェープファイル、KML、GeoJSON、MapInfo のファイルタイプに接続が可能です。(※この文章は公式機能紹介サイトのものを引用しています)

これまえではこの種のポリゴンデータについては1つずつ自作するか、Alteryx等のツールを介して作成するなどの必要があり、若干の手間となっている部分もありました。今回Tableau 10.2で空間ファイルに対応した事により、地図及び地理情報を用いた可視化の作業がより便利になりました。

空間ファイルの利用実践:国土数値情報をTableau上で活用してみる

では早速実践してみましょう。代表的な空間ファイルの1つ、shpファイル(シェープファイル)の入手は以下『国土数値情報ダウンロードサービス』から行いました。この中から東京都の行政区域データを入手し、shpファイルを含むzipアーカイブファイルをダウンロードします。

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シェープファイルの詳細については以下をご参照ください。

当作業を行うにあたっては、ちょっと一手間加える必要がある事が分かりましたのでその準備も行います。QGISという、地理情報システムの閲覧、編集、分析機能を有するクロスプラットフォームのオープンソースソフトウェア・GISソフト(無償)をファイルの加工に用いますのでサイトからインストーラを入手し、導入作業を行います。

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最新版のインストーラをダウンロードし、

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インストーラを展開した中に含まれている計4つのインストーラファイルを番号順に実行、環境を整えます。

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QGISを起動後、予め入手しておいたshpファイルを開きます。(当作業ではドラッグ&ドロップで開きました)

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下記の様な形でポリゴン情報が表示されました。東京都のデータを今回は用いたので以下のような見え方になっています。

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このshpファイル、そのまま活用出来るは出来るのですが一部不具合?(詳細後述)があるようなのでQGISを使ってその問題点を解決します。具体的に行う作業としては『ファイルのエンコードを変換』する形となります。変換作業を行うためにメニューの『レイヤ』から『プロパティ』を選択。

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ファイルのエンコードを『Shift_JIS』に変換し、適用(Apply)を押下。

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メニューの『レイヤ』→『属性テーブルを開く』で内容を確認してみます。

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日本語部分がちゃんと表示されていました。(※ちなみにこの文字コード変換を行っていないと、文字化けが発生してしまいTableau上でも全角文字が正しく表示されない状況となってしまいますのでご注意ください。)

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上記で設定を変更したファイルを別途新しいファイルとして複製します。メニューの『レイヤ』→『名前をつけて保存』を選択。

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『ブラウズ』から保存したいファイル名を指定し、さらにファイルのエンコーディングを『UTF-8』に指定し『OK』押下。(※手元で試した環境では、ファイルエンコードの指定を上記作業で『Shift_JIS』に、そしてこのタイミングで『UTF-8』に変換を掛ける事で文字化け事象は解決されました)

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最新版10.2にアップデートしたTableau Desktopを起動、空間ファイルとして上記でエクスポートしたshpファイルを指定。

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日本語部分が文字化けされていない状態でTableau Desktop上でも表示出来るようになりました。

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Tableau 10.2から空間ファイルを対応するようになったからなのか、使える要素として『ジオメトリ』というものが増えていました。こちらをダブルクリックしてみると、一発でポリゴン情報を表示してくれるようになりました。

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ここまでくれば後はこれまで同様の扱い方で操作編集が可能となります。

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まとめ

Tableau 10.2の新機能『空間ファイルコネクタ』に関する紹介でした。シェープファイルを利用出来る様になったという事で、地図や地理・空間情報を用いたTableauでの可視化作業がより一層便利に、且つ効率良く行えるようになりました。地図を交えた可視化はインパクトや訴求効果も大きいものとなりますので、上手く活用して業務に役立てて行きたいものですね。