Tableau Tips:表形式のビューに『空白行/空白列』を差し込む

2016.07.14

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小ネタです。

Tableauでクロス集計表を作成する際、通常の作成方法であれば行列の要素が詰まった形で表が形作られますが、ちょっとした空白行を差し込んでレイアウト調整等してみたい、というような事もあったりするかと思います。

例えばこんな風にとか、

tableau-creae-gap-in-crosscells_01

またはこんな風に。当エントリではこんな空白行・空白列を差し込む際のちょっとした小技についてご紹介したいと思います。

tableau-creae-gap-in-crosscells_02

作り方

という訳でからくりの紹介。計算フィールドで以下の様なものを作成します。型変換関数にNULLを引数として与えると、常に空白?を返す様です。

tableau-creae-gap-in-crosscells_03

レイアウトの際はメジャーネームを配置し、表示内容にメジャーバリューを放り込みます。メジャーバリューの並びが上から下に並ぶ事で、クロス集計表では左から右に項目が並びます。

tableau-creae-gap-in-crosscells_04

この状態だと、ヘッダ部分が表示されたままになってしまいますので『別名の編集』を選択し、

tableau-creae-gap-in-crosscells_05

計算フィールドで指定した項目名を

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半角空白 or 全角空白に変更。

tableau-creae-gap-in-crosscells_07

これで、1カラム分の空白列を表示する事が出来ました。(※空白列のみ、幅を良い感じに変更出来ないかな〜とも思いましたが、そういった調整は出来なさそうです...)

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冒頭でご紹介した様に、空白行についても上記同様、こんな感じで表現させる事も可能です。

tableau-creae-gap-in-crosscells_09

まとめ

という訳でクロス集計表のちょっとしたレイアウト調整に関するテクニックのご紹介でした。本来の使い方とは言い難いので、邪道と言えば邪道な気がしなくもないですが、まぁこんな使い方もあるよという事で。こちらからは以上です。

参考情報: