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小ネタです。
Tableauの表示形式に『ハイライト表』というものがありますが、この表示形式、普通に操作すると存在する値全てに対して色塗りを行う為、例えば未入力の値であったり、0(ゼロ)の値まで色塗りされる形となります。でも、状況に拠っては『0は除外したい』という様な要件も出てくるかもしれません。そんな時に使える小技がTabelau Communityに紹介されていたので試してみたいと思います。
まずこちらにサンプルデータを用意。任意のディメンションを2つ持ち、値としても任意の値を持つ形としていますが、値が0のものも未入力のものも存在する、という内容です。
データを読み込んだ状態は特に色はついていません。表示形式の選択で『ハイライト表』を選択すると、
以下のような形で表のハイライト表示がなされるようになりました。ただ現状デフォルトの表示形式ではNULL値もゼロの値も色が付いている状態です。
ここから若干のカスタマイズをしてみたいと思います。色の凡例が上記作業で表示されていますので▼印のメニューから『色の編集』を選択。
パレットの中から、『白の分化』を含むものを選択します。ここでは『赤 - 緑 - 白の分化』をチョイスしました。
『詳細』ボタンを押下し、中央値の値をカスタマイズ。ここで、0をハイライト表の色塗り対象から省きたい場合、0を超える値(ここでは0.1)を入力し、[適用]を押下。すると、ウインドウ上部の色の範囲が左端:白からのスタートとなりました。[OK]を押して表示内容を確認してみます。
すると、NULL及び0の値が色塗り対象から除外されて表示されるようになりました。
応用編的に、任意の値以上を色塗り対象とする形を試してみます。0〜2までは対象外としたい場合、上記同様に除外したい値を含む範囲指定を行います。ここでは2としましたが前述の手順にならう形で2.1とかでも勿論大丈夫です。ただこの場合、2は白く表示されますが2未満の値は赤く表示されてしまいます。これを解消するために、赤い四角部分をクリック。
この部分、カラーパレットで色が変更可能な状態となっています。ですのでこの部分を色塗り対象外の色となる白色に変更。
これで、2未満の数字のセルは全て白くなるように変更出来ました。[OK]押下。
2未満のセルについて白色表示、即ち色塗り対象外として見せる事が出来ました。
まとめ
という訳でちょっとした小技のご紹介でした。派生する形で『NULLのみ色塗り対象除外とする』というケースも出来るのかどうか試してみましたがちょっと厳しそうでした。もし『ハイライト表表示でNULLのみを色塗り対象除外とする』方法についてご存知の方がいましたら情報共有頂けますと幸いです。こちらからは以上です。
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