Tableau 10.4新機能:パブリッシュされたデータソースに”お墨付き”を与える『データソースの認証』 #tableau
Tableauプロダクトは現在バージョン10.4が最新ベータ版の状態で展開されている状況となっています。製品リリース版はまだもう少し先の話となりますが、下記サイトから申込を行う事でベータ版を試してみる事は可能です。当エントリでは正式リリースに先駆けて10.4の新機能について「試してみた」内容を紹介してみたいと思います。
当エントリでご紹介する10.4新機能の内容は「データソースの認証」です。
データソースの認証
Tableau Serverではワークブックと合わせて『データソース』をサーバ上で管理する事が出来ます。Tableau Desktopからデータソースを単体でパブリッシュする事により、他のユーザーからもパブリッシュされたデータソースを活用する事が出来るのです。
今回紹介する新機能は、この『パブリッシュされたデータソース』に対して"お墨付き"を与えるようなものと言えるでしょうか。ワークブックを作成する際、パブリッシュされたデータソースを活用したいのだが、果たしてこのデータソースは内容的に信じて良いものなのかどうか...?そういった問い掛けに対して一定の信用・信頼を与える仕組みがこの新機能となる、と言うわけです。
では、早速実践してみましょう。サンプルで一つ、Amazon Redshiftのライブ接続データソースを作成してみます。ここで使っているTableau Desktopは10.4ベータ版です。
接続したデータソースを、こちらも新規に用意・構築したTableau Server 10.4ベータ版の環境にパブリッシュします。
パブリッシュの操作については既存バージョンのものと変わりません。
パブリッシュ完了。
Tableau Serverにアクセスし、上記でパブリッシュしたデータソースの内容を確認してみます。
対象データソースの『詳細』タブを見てみると、"証明書"という項目が新しく増えています。『証明書のステータスを編集』ボタンを押下。
データソースが一定の認証を得ている事を設定する『This data is Certified』のチェックボックス、及び備考欄で値の設定が出来る様です。試しにチェックを入れ、コメントを追記して保存してみます。
データソース一覧を確認してみると、新しくアイコンで『認証されていますよ』と識別出来るようになっていました。
一覧の絞込条件としても今回の新機能に対応したものが用意されています。
データソース詳細ページでも、この『認証された』という情報は確認する事が出来ます。認証したユーザーとコメントが併せて表示されるのでここを確認する事で一定の信用・信頼がデータソースに対しても与えられている事が把握できますね。
まとめ
というわけでTableau 10.4新機能『データソースの認証』に関するご紹介でした。利用ユーザーや管理するデータソースが多くなるとこの辺りの仕組みがないと安心して活用出来ないという心配事も出てくる事は予想されるので、そういった意味でも嬉しい機能となるのではないでしょうか。