アカデミー賞:ノミネート&受賞の歴史をTableauで可視化してみた

2016.03.01

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昨日(日本時間2月29日)の午前から昼に掛けて、アメリカで第88回アカデミー賞の発表がありました。

(個人的には昨年一番多くの回数鑑賞した *1)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が10部門ノミネート、今回最多受賞となる6冠を達成したり、

また大きなトピックとしては、レオナルド・ディカプリオがノミネート5回目にしてついに賞を受賞(主演男優賞)した事等が注目され話題となりました。

上記内容については個人的には前者のトピックの方が気になっていたのですが("これもしかしたら6冠を超えて、作品賞・監督賞も受賞して8冠まで行くんじゃないか?" *2みたいな)、これらの結果を振り返り、ふと『じゃあこれまでの開催の中でどんな作品が受賞を独占していたのか、またノミネート数が多いのはどういう作品だったのか』という思いが頭をよぎりました。

んじゃ、という事でこれまでの記録を可視化してみる事にしました。

参考にしたデータ

可視化する際に用いるデータ、何か良いの無いかな〜と思って幾つか探してみたら、ちょうど良いのがありました。下記サイトに、初開催から2010年までのデータが一通り揃っていたのでまずこれ(academy_awards.csv)を入手、整形し、

viz-academy-awards_01

足りない部分、今回(第88回/2015年)のものを含めた5年分についてはWikipediaの情報を元に、上記CSVファイルのフォーマットに従ってデータを手作りしました。

Tableau Publicダッシュボード

作成したTableau Publicダッシュボードは以下の内容になります。

上半分のグラフはノミネート数の多い順に作品名及び人物名を並べ、それぞれその開催回で幾つ賞を受賞したのかについて表示しています。『ロリポップチャート』というグラフの形式で棒グラフの先頭に記号(今回は星形)をあしらってみました。詳細な手法については以下のエントリ等をご参照頂ければと思います。

また下半分のグラフについては、どの部門で賞を獲ったか、または獲れなかったかに付いて分かるような形の情報を表示しています。

では、実際に内容を絞り込んで見てみたいと思います。2015年(今回)の受賞結果は以下の様になっていますが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は受賞数は6ですが、ノミネート数が9となっています。(本来であれば、作品全体で10となるはず)

viz-academy-awards_02

これは、監督賞にノミネートされていた人名(ジョージ・ミラー監督)が作品と同列で『Nominee』にデータとして設定されていた為、合算して扱う事が出来なかった事によるものの様です。同じような理由で、『ロード・オブ・ザ・リング』(13部門ノミネート)等は数値が若干異なった形で表示されているものと思われます。(合算した数値を出すべきかと思ったけど、データ量があまりにも多過ぎるので断念しました)

viz-academy-awards_03

また、人物名でグラフを検索してみましょう。レオナルド・ディカプリオについても、5回目の今回で受賞したというのが記録としても確認出来ました。

viz-academy-awards_04

まとめ

以上、『アカデミー賞におけるこれまでのノミネート及び受賞に関する歴史を可視化してみた』エントリでした。いやぁ、映画って本当良いものですね。こちらからは以上です。

脚注

  1. これまでに、様々な上映方式で映画館で11回観て(Witnessed)おります。
  2. V8! V8!(したかった...)