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AWSで円建て支払いができるようになりました

2015.02.17

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ども、大瀧です。本日、AWSで支払い通貨が選択できるようになりました。これまで、AWSの利用料金は米ドルで確認・請求されていました。

設定方法

設定は、Management Console右上の[Billing & Cost Management]から、[Account Settings]にある[Local Currency Preference](日本語表示の場合は[現地通貨設定])にあります。[Edit(編集)]リンクをクリックし変更すれば完了です!画面に確認事項がいくつか表示されるので、少し解説してみます。

aws-localcurrency02

  • Marketplace、DevPayはAWS以外の第3者による課金を想定しているため、今回の対象からは外れるようですね。従来から費目としては別に出ていたので、引き続きこれらの項目はドル建てで計上される形になります。
  • 設定できるのは特定のクレジットカード支払いに限られます。他の支払い方法や他のクレジットカード会社の場合は対象にならないことに注意しましょう。ちなみに私の個人アカウントは他のクレジット会社だったため変更はできるのですが、[Dashboard]画面に以下の警告が出てしまいました。aws-localcurrency03
  • 換算レートが変動であることは注意が必要ですね。AWS公式ブログには「Internally, bills will be computed in USD and converted to your preferred currency at a competitive exchange rate.」とあるので、[Dashboard]や[Bills]画面に出る日々の利用額と月末締めの実際の請求額は為替レートの変動による差異が出ることになります。整合性が必要な場合は、ドル建てを選択することもありそうです。

そのほか、AWSによる返金やプロモーションコードによるクレジットがどうなるかも気になるところですね。

まとめ

利用のための選択肢が増えるのは良いことですね!必要に応じて、活用していきましょう。