Amazon Zocalo ファーストインプレッション

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はじめに

先日開催されたAWS Summit 2014 New Yorkで、Amazon Zocaloが発表されました!以下のブログが非常に詳しいです。

すぐさまLimited Previewを申し込んで、使えるようになるのを待ちわびていたのですが、昨日僕のAWSアカウントでも使えるようになったことを確認しました。

なので早速触ってみました!

Amazon Zocaloの概要

  • セキュアな文書保存/共有サービス
  • ちなみにZocaloはメキシコの中央広場らしい
  • 文書に対しバージョンが付く、レビューがかける、マークアップできる、期限が設定できる
  • フォルダ分け出来る
  • 最大5GBまでのファイルがアップロード可能
  • アップロードできるファイルの種類に制限は無い
  • Office文書、PDF、イメージファイル、テキストファイルはクライアントアプリ上でプレビュー可能
  • クライアントアプリはWindows7とMacOS(10.7以降)用
  • スマートフォンからもZocaloにアクセスできる
  • クライアント側で同期を行うフォルダを指定でき、自動的にアップロードされる
  • アップロード通信は暗号化されている
  • 1ユーザあたり200GBのストレージが使えて月額$5
  • 200GB以上は課金することで追加可能。料金体系は以下。
Price Tier Cost per additional GB
First 1 TB / Month $ 0.0300
Next 49 TB / Month $ 0.0295
Next 450 TB / Month $ 0.0290
Next 500 TB / Month $ 0.0285
Next 4000 TB / Month $ 0.0280
Over 5000 TB / Month $ 0.0275
  • WorkSpacesユーザーは追加料金無しで1ユーザあたり50GBが使える
  • WorkSpacesユーザは月2ドルの追加料金で200GBのストレージにアップグレード可能
  • 最大50ユーザが使える30日間の無料トライアルがある
  • 現時点では北ヴァージニア・オレゴン・アイルランドで利用可能

初期設定

AWSマネージメントコンソールからZocaloのコンソールにアクセスすると、Workspacesと似たようなスタート画面が表示されます。早速[Get Started Now]ボタンをクリックして進んでみます。

zc01

 

すると[Get Started with Zocalo]という画面が表示されます。今回はまず使ってみたいので、[Quick Start]をLaunchしてみます。 zc02するとQuick Startとして、Access Pointの名前の指定と、Zocalo Siteの管理者を設定する画面が表示されます。設定後、[Complete Setup]ボタンをクリックします。

zc03するとZocaloの管理画面に戻り、今作ったZocalo SiteがInitializingされているのが分かります!

zc04しばらく待つと、このようにStatusがACTIVEになります。

zc05

使ってみる

さて、管理者に指定したメールアドレスには、以下のようなメールが届きます。[Get Started!]をクリックしましょう。

zc06するとこのように認証情報を設定する画面が表示されます。パスワードを設定して、[Update User]をクリックします。

zc07これが念願のZocaloです!早速[Add Content]からコンテンツを登録してみます。

zc08折角なのでプレビュー可能だというMicrosoft Wordのファイルをアップロードしてみました。アップロードしたファイルをクリックしてみると...

zc09このように、ちゃんと内容がプレビューされます!すごい!

zc10では修正してみたいと思います。一度[Download]をクリックして、ファイルをダウンロードして、編集してみます。

zc11編集したファイルを[New Version]からアップロードします。

zc12すると新しいバージョンのファイルの内容がプレビューされます!

zc13画面上部の[Version]をクリックすると、それぞれのバージョン毎の内容がプレビューされます。

zc14画面右上の[Activity]から、この文書に対して行われた操作を見ることが出来ます。

zc15画面右上の[Feedback]から、この文書に対してフィードバックコメントを付けることが出来ます。[Leave a Quick Comment]をクリックして、コメントを付けてみましょう。

zc16こんな感じでコメントを書いてポストしてみます。

zc17すると[Feedback]にコメントが表示されます!

zc18もちろん[Activity]では、コメントが付けられたことが確認できます。

zc19では、文書の共有をしてみましょう。画面右上の[People]-[Share]をクリックします。

zc20Zocaloを使っているユーザとは、編集可能な状態で文書を共有できるのですが、今回は[Limited Access(view only)]という形で、Zocaloを使っていないユーザに表示限定の共有をしてみます(編集可能な状態での文書共有は、後日他のメンバーがブログを書いてくれるでしょう:) )

zc21

するとこのように、Limited Accessで招待したユーザが、[People]に追加されます。

zc22 そのアカウントのメールアドレスには、以下のようなメールが届きます。[View]をクリックしてみます。

zc23すると共有された文書を表示することが出来ました!

zc24Zocalo、便利!

まとめ

さて、Zocaloの雰囲気をお伝えすることが出来たでしょうか。Zocaloユーザ同士で文書を共有しレビューや編集が出来るのももちろん、Zocaloユーザ以外にも文書を公開することが出来るので、レビューだけを依頼するような形でも使えるかと思います。

利用料金がとても安いこともあって、これは非常に使い勝手の良いサービスでは無いでしょうか。今回はヴァージニアリージョンを使用しましたが、速度的にもほとんど問題ありませんでしたので、現時点でも日本から活用可能なサービスだとは思いますが、それでもやはり、東京リージョンにくる日を待ちわびています!