表示形式詳細解説:Tree map(ツリーマップ) #quicksight #12 | Amazon QuickSight Advent Calendar 2016
当エントリは『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』の12本目のエントリです。
昨日の11本目のエントリは『Scatter plot(散布図)』でした。
『AWS re:Invent 2016』の直前に一般利用可能となったAWSによるBIサービス、Amazon QuickSight。発表されたばかりですが、早速Amazon QuickSightを使い倒すべく色々な切り口でその内容について見て行きたいと思います。
12本目となる当エントリでは、Amazon QuickSightの表示形式のうちの1つ、Tree map(ツリーマップ)の内容について見て行きたいと思います。
Tree map(ツリーマップ)について
ツリーマップを使うと、ディメンション(切り口)における1つまたは2つのメジャー(数値項目)の情報を視覚化する事が出来ます。
ツリーマップ上の各矩形は、ディメンション内の1つの項目を表します。四角形のサイズは、項目が表すディメンション全体と比較した、選択したメジャーの値の割合を表します。オプションで、矩形の色を使用して項目の別のスケールを表示する事が可能です。長方形の色は、項目の値がメジャーの範囲内のどこに位置しているかを表し、暗い色はより高い値、明るい色はより低い値を示しています。
ツリーマップでは、グループ毎に最大100のデータポイントを表示します。ビジュアルの表示制限を超えてデータを処理する方法の詳細については下記をご参照ください。
ツリーマップのアイコンは以下の通りです。
Tree map(ツリーマップ)についての機能説明
当該表示形式でサポートされている機能の対応状況は以下の内容となります。
機能 | 利用可否 | 説明 |
---|---|---|
凡例の表示 | Yes | |
タイトルの表示 | Yes | |
軸の範囲を変更 | No | |
色変更 | No | |
要素のフォーカスor除外 | Yes (例外あり) |
日付フィールドをディメンションとして使用している場合を除いて、 ツリーマップから四角形を選択したり、除外したりすることができます。 その場合は、矩形にのみフォーカスし、除外することはできません。 |
項目のソート | Yes |
サイズ、色、またはグループ化するフィールドを 並べ替えることができます。 |
フィールドの集約 | Yes |
サイズと色を選択するフィールドには集約を適用する必要があります。 また、グループ化するフィールドに集約を適用することはできません。 |
ドリルダウンの追加 | Yes | グループ/カラーフィールドにドリルダウンレベルを 追加できます。 |
Tree map(ツリーマップ)の作成方法
ツリーマップを作成するには以下の手順で行います。
- 1.[Analysis]ページにてツールバーの[Visualize]を選択。
- 2.アプリケーションバーの[Add]から[Add Visual]を選択。
- 3.[Visual Types]ペインにて[tree map]アイコンを選択。
- 4.[Fields list]ペインにて、使用するフィールドを適切なフィールド枠にドラッグアンドドロップ。通常は、ターゲットフィールドで指定されているように、ディメンションフィールドまたはメジャーフィールドを使用します。メジャー項目としてディメンションフィールドを選択した場合、Count集計関数が自動的に適用され、数値が作成されます。
ツリーマップを作成する場合、メジャーをSizeのフィールド枠に、ディメンションをGroupのフィールド枠に合わせてドラッグします。 必要に応じて、別のメジャーをColorのフィールドにドラッグする事も可能です。 - 5.(オプション)1つまたは複数の追加フィールドをY軸またはグループ/色のフィールド枠にドラッグして、ドリルダウンレイヤーを追加します。ドリルダウンの追加の詳細については、下記をご参照ください。
まとめ
という訳で『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』12本目、表示形式『Tree map(ツリーマップ)』に関するご紹介でした。明日もお楽しみに!