EC2 Dedicated Hostが発表されました(comming soon) #reinvent

2015.10.07

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EC2 Dedicated Host

EC2 Dedicated Hostという新しいEC2の起動オプションが発表されました。"Coming soon"ということで、まだ利用はできませんが、なかなか楽しみな機能です。

EC2 Dedicated Instanceとの違い

「Dedicated」という単語を見ると「Dedicated Instance」が思い浮かびますが、Dedicated InstanceとDedicated Hostでは以下の違いがあるようです。

特徴 Dedicated Instance Dedicated Host
専用の物理サーバの利用 できる できる
課金の単位 仮想インスタンス毎 物理ホスト毎
ソケット、コア、ホストIDの確認 できない できる
物理ホストと仮想マシンの同一性 保証されない 保証される
手動で起動するホストを選択する できない できる
自動的に起動するホストを選択する できる できる
キャパシティの増加リクエスト できない できる

課金単位が仮想インスタンス単位なのか、物理サーバなのかが目を引く大きな違いです。

制限

ひとつのDedicated Hostあたり、起動可能なEC2インスタンスのインスタンスタイプおよび数は事前に設定されています。たとえば、8台のc3.xlargeが起動可能なDedicated Hostを購入した場合、c3.xlarge 8台や、c3.2xlarge 4台などの起動が可能になるようです。

それ以上のDedicated Host EC2が必要な場合は、追加でDedicated Hostを契約する必要があります。

まとめ

Dedicated Hostは、旧来の物理ホストに紐づくライセンス形態を持ったソフトウェアを利用するために発表されたものになります。現在、オンプレミスのVMで動いているソフトウェアもVM ImportAWS Management Console for vCenterを利用してAWSに持ち込むことが可能です。今まではライセンスの関係でAWSに持ち込むことが難しかったソフトウェアを一気にAWSに持ち込むいい機会かもしれません。

まだ実際にためしてみることはできませんが、今後の大事なオプションになってくるかもしれません!ご検討ください。

参照