【ほぼ週刊Amazon Web Services】2016/08/29〜2016/09/04

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

先週に引き続き、今週は台風12号が来るとのことで、既に九州では大雨となっているようです。全国の皆さん、お気をつけください。

それでは今週のほぼエーをお届けします。

先週(2016年8月29日〜2016年9月4日)のAWS界隈

AWSアップデート

Amazon CloudWatch improves the usability of CloudWatch Logs Console

AWS管理コンソールのCloudWatch Logsコンソールについて、以下のユーザビリティの改善が行われました。

  • フルスクリーンモード
  • ダークテーマ
  • チャート上のY軸の範囲を簡単に変更可能に
  • チャートの名前を簡単に変更可能に
  • チャートの設定を保存可能に

AWS Lambda Available in Asia Pacific (Seoul)

AWS Lambdaがソウルリージョンで利用可能になりました。これでAWS Lambdaを使えるリージョンはヴァージニア、オレゴン、アイルランド、フランクフルト、シンガポール、東京、シドニー、ソウルと8つになりました。

Amazon API Gateway Available in Asia Pacific (Seoul) Region

AWS Lambdaと合わせてAmazon API Gatewayもソウルリージョンで利用可能になりました。Amazon API Gatewayが使えるリージョンはAWS Lambdaと同じ8リージョンとなりました。

We’ve redesigned the AWS Storage Gateway console

AWS管理コンソールのAWS Storage GatewayコンソールのUIが再設計されました。UIの改善もバンバン進めていくのがAWSの良さですね。

Announcing Query String Whitelisting for Amazon CloudFront

Amazon CloudFrontでは、クエリ文字列パラメーターによってコンテンツのキャッシュを制御することができます。これまでは「クエリ文字列パラメーターを無視するか」「クエリ文字列パラメーターごとにキャッシュするか」の2パターンだったのですが、今回新たにWhitelistという機能が追加されました。

AWS_CloudFront_Management_Console

これは指定したクエリ文字列パラーメーターの場合のみキャッシュするというもの。この新機能によって、キャッシュの制御がより細やかに出来るようになります。

AWS_CloudFront_Management_Console 2

Amazon Route 53 Announces NAPTR Record Support and DNS Query Test Tool

Amazon Route 53に2つの新機能が発表されました。

1つはNAPTR(Name Authority Pointer)リソースレコードのサポート。NAPTRはDDDS(Dynamic Delegation Discovery System: 動的委任発見システム)という仕組みで用いられるリソースレコードで、ドメイン名に対し様々な情報を記述可能にするものです。

もう1つはDNS Query Test Tool のアップデート。AWS管理コンソールのRoute 53コンソールでHosted Zoneを開き、上部の[Test Record Set]ボタンをクリックすると使えます。

Route_53_Management_Console

レコードセットのテスト画面は以下の通り。特定のIPアドレスからのDNSリクエストをシミュレートできるので、例えばGeolocationとレイテンシのレコードセットが正しく動作するのかを確認することができます。

Route_53_Management_Console 2

New Amazon CloudWatch metric for Amazon SQS monitors the age of the oldest message

Amazon SQSに新しいCloudWatchメトリクスが追加されました。ApproximateAgeOfOldestMessageというメトリクスで、キュー内の最も古い削除されていないメッセージの存在期間を取得します。単位は秒です。これにより、対象キューの処理が正常に行われているか(処理が漏れて削除されなかったメッセージが無いか)の確認が出来るようになりました。

Amazon RDS for Oracle now supports the Oracle Enterprise Manager (OEM) Cloud Control

Oracle Enterprise Manager (OEM) Cloud Controlによって、複数のAmazon RDS for Oracleを総合的に管理できるようになりました。oracle-eeのOption GroupsでOEM_AGENTというオプションを追加すると、RDS for OracleにOracle Management Agent (OMA)がインストールされ、利用可能になります。このオプションの中でOracle Management Service (OMS)のホストのIPアドレスやポート、パスワードを設定します。

rds

AWS Config adds support for Application Load Balancers

AWS ConfigがApplication Load Balancers(ALB)に対応し、構成変更を検知出来るようになりました。AWS Configは新しいサービスにどんどん追従してますね。

Announcing Auto Scaling for Spot fleets

Spot FleetがCloudWatchのメトリクス値に合わせて設定値を変更することが出来るようになりました。つまりAuto ScalingでSpot Fleetが使えるようになります。詳細は【新機能】Amazon EC2 Spot FleetがAuto Scaling対応。より安いEC2がより使いやすく。をご参照ください。

Amazon Cognito Adds a User Import Tool and AWS CloudTrail Support for Your User Pools

Amazon CognitoにUser Import Toolが提供され、User Poolsに大量のユーザーIDをバルクインポートすることが出来るようになりました。これで既存のIDプロバイダからユーザーを簡単に移行できるようになります。またAWS CloudTrailがAmazon CognitoのUser Poolsをサポートし、API操作を記録できるようになりました。

AWS関連ブログ

今週(2016年9月5日〜2016年9月11日)のAWS界隈

セミナー

9/8(木): はじめてのアマゾン ウェブ サービス 大阪

本セミナーでは、関西エリアの皆様を対象にAWS がどのような強みをもっており、どのようなサービスを提供し、どのような課題を解決するのか、AWS を採用するメリットを、事例を交えて詳しく具体的にご紹介いたします。

9/8(木): AWS 個別相談会 大阪

アマゾン ウェブ サービス(AWS)の利用をご検討中の皆様に向けて、個別相談会を実施いたします。 今後 AWS の導入に向けて、サービス詳細や特定の業界・サービスを活用した事例の紹介をご希望の皆様、料金関連(支払方法やお見積り、課金体系)に関するご相談、具体的な構成等の技術に関するご相談等を希望される皆様は、是非ご参加ください。

9/9(金): AWS ソリューション Day 2016 導入事例から学ぶ IoT をビジネスに活かす方法

「AWS ソリューション Day 2016 - 導入事例から学ぶ IoT をビジネスに活かす方法」では、AWS が提供する最新テクノロジーをご紹介するだけでなく、AWS を IoT において、実際にご活用されているお客様から事例をベースとした情報を共有いただきます。

さいごに

先週も新機能山盛りでしたね。今週はどんなアップデートが登場するのでしょうか。楽しみです!