(レポート) MAC304: Introducing Amazon Lex #reinvent

2016.12.02

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、せーの@re:Inventです。今回は発表されたてホヤホヤのAmazon Lexのセッションを聞いてきたのでレポートします。

mac304_1

https://www.portal.reinvent.awsevents.com/connect/sessionDetail.ww?SESSION_ID=8512

Introducing Amazon Lex

  • アジェンダ
    • 何故Amazon Lexを作ったのか
    • Amazon Lexとは何か
    • Amazon Lexはどのように使うのか
  • 意思疎通の歴史
    • 1st: パンチカード
    • 2nd: ポインタとスライダ
    • 3rd: conversationインターフェース
  • 意思疎通のポイント
    • ナチュラルであること
    • オンデマンドであること
    • 近づきやすいこと
    • 効率がよくなること
  • これらのために開発者は様々なチャレンジを続けてきた
  • conversationインターフェースには膨大なテクノロジーや洗練されたアルゴリズムが繋がり合う必要がある
  • Amazon Lexは音声とテキストを使った新しいConversationインターフェースである

mac304_2

  • 本日(12/1 JST)よりFacebook Messengerにワンクリックでデプロイできるようになった
  • バージョニング(履歴管理)とエイリアス機能をサポート
    • バージョニング
    • Intents, Slots, Botsが適用対象
    • 前のバージョンに戻ることができる
    • エイリアス
    • DEV / STAGE / PROD といういわゆるステージ
  • AWS Mobile Hubとの連携
    • 自分の作成したアプリに簡単にBot機能が埋め込める
    • Mobile Hub SaaS Connectorを使ってサードパーティのAPI(Salesforceとかzendeskとか)にも簡単に繋げられる。
  • ユースケース
    • アップデートや天気、お知らせ等を知らせるInfomational Bots
    • ホテルの予約、銀行の口座操作等一般的なモバイルアプリをサポートするApplication Bots
    • 会社での仕事をサポートして売上数やマーケの活動状況を把握するEnterprise Productivity Bots
    • 身につけているデバイスと会話ができるIoT Bots
  • Amazon Lexの利点とは
    • Alexaで培ったクオリティの高い自然言語解析
    • クラウドならではのスケーラビリティ
    • AWSリソースとの連携
  • Lexの構成

    mac304_3

    • Alexa Skill Kitと基本は変わらず

    • Utterance

    mac304_4

  • ニューラルネットワークとDeepLearningにより様々な言葉の言い回しを自動的に解釈する

  • Slot

    • タイプを指定し、タイプに合うワードを解析する

mac304_6

  • Utteranceでアクション内容を規定しSlotで条件を確定する
  • 例: ホテルの予約システム

mac304_7

  • 「Book a Hotel in NYC」という文章を解析しHotel BookingというUtteranceを結びつけ「NTC」という単語を「New York Hotel」と解釈しSlotと結びつける

  • 開発ローテーションはsave,buildとtest、最後にpublish

  • モニタリング

    • 不明なUtterance数
    • レイテンシ
    • トラフィック
  • まとめ
    • LEXテクノロジー

mac304_8

  • 事例
    • CapitalOne
    • HubSpot
    • NASA
  • 価格
    • Text: $0.75/1000リクエスト
    • 音声: $4.00/1000リクエスト
    • 無料枠
    • Text: 10000リクエスト
    • 音声: 5000リクエスト

まとめ

LEXの基本的な内容をまとめたセッションでした。ALEXAの文字を取ったとおり基本的な考え方はALEXA Skill Kit(ASK)と非常に近いです。プレビューがくるまでASKで練習しておくのもいいかもしれませんね。