Amazon Mobile Analytics で Custom Dashboard が作れるようになりました

2016.01.28

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カスタムイベントの Dashboard を作成

Amazon Mobile Analytics は、モバイルアプリや Web アプリなどの使用状況や収益を測定するためのマネージドサービスです。AWS SDK を組み込んでログを送信する実装を入れておくだけで、ユーザーのアプリ上での行動を分析するための情報を得ることができます。

Mobile Analytics では、AWS Management Console にて様々なデータのグラフを見ることができます。例えば、次のようなメトリクスを自動的に計算し、表示してくれます。

  • Daily Active Users (DAU)、Monthly Active Users (MAU)、New Users
  • Sticky Factor(DAU を MAU で除算した数値)
  • Session Count、Average Sessions per Daily Active User
  • Average Revenue per Daily Active User (ARPDAU)、Average Revenue per Paying Daily Active User (ARPPDAU)
  • Day 1 Retention、Day 3 Retention、Day 7 Retention、および Week 1 Retention、Week 2 Retention、Week 3 Retention
  • カスタムイベント数

これらに加えて、先日から Custom Dashboard という機能によって カスタムイベントのチャートをまとめて表示 することができるようになりました。ということで、 Custom Dashboard を作ってみました。

Custom Dashboard の作成

まず AWS Management Console の Mobile Analytics のページを開きましょう。

一番右のタブに「NEW!」と書かれているタブがあります。これをクリックすると Custom Dashboard の画面が表示できます。

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Custom Dashboard は、1つのアプリにつき何個も作成することができます。初めて開いたときは「Unnamed Dashboard」という Dashboard が自動で作成・表示されます。もちろん、後から名前を変更することもできます。

めちゃめちゃ大きく「+」のボタンが表示されています。1つの Dashboard につき、複数の Chart を定義することができます。

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「+」を押すと、Chart の設定画面が開きます。「Add new series」を押すと、Series を追加することができます。

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Series は、カスタムイベントの名前(Event)、属性名(Attribute)、値(Value)を設定します。すると、右側に対象のイベント数がチャートとして表示されます。

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右上の「Total」はそのイベントの総数が棒グラフで、「Trended」はそのイベント数の経緯が折れ線グラフで表示されます。また、 Series を増やすと 2重、3重に重ねて表示することもできます。

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こんな感じで、Chart の設定は終わりです。Chart を追加していくことで、各イベントのデータを自分が見易い形で表示することができます。

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まとめ

カスタムイベントを使っている場合は、かなり重宝する機能だと思います。追加料金はもちろん必要ありません!Mobile Analytics でカスタムイベントを設定している方は、ぜひ使ってみてください!