[新機能]Amazon RDSでSQL Server Enterprise Editionをライセンス込みで使えるようになりました!

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はじめに

AWS re:Invent 2015直前ということもあって、新機能ラッシュが続いています。今日は地味だけど重要なアップデートのお知らせです。

アップデート

Amazon RDSで選択可能なMicrosoft SQL ServerのEditionは、Express、Web、Standard、Enterpriseの4種類。このうちExpressとWebはライセンス込み時間課金しか選べません。StandardはBYOL(Bring Your Own License、ライセンス持ち込み)とライセンス込み時間課金の2種類から選択可能です。しかしEnterpriseはBYOLしか選択できなかったので、販売代理店を通じて別途ライセンスを購入する必要がありました。

今回のアップデートにより、Amazon RDSでMicrosoft SQL Server Enterprise Editionをライセンス込みの時間課金で使えるようになりました!

ただし、現時点ではUS-East(バージニア)リージョン、US-West(オレゴン)リージョン、Europe(アイルランド)リージョンでしか使用できません。東京リージョンでは、以下の画面のようにEnterprise EditionでBYOLしか選択できません。

RDS_·_AWS_Console 2

こちらはバージニアリージョンでの操作画面。Enterprise Editionでライセンス込み(licence-included)が選択出来るようになっています!

RDS_·_AWS_Console

まとめ

このアップデートにより、Microsoft SQL ServerのEnterprise Editionでもライセンスを別に用意する必要なく、AWSからの請求で一括で支払うことが出来るようになります。また年単位のスパンでは無く、使った時間分だけライセンス料金を払えばいいことになります。短期的なシステムの構築や一時的なシステム拡張などの場合に、高いコスト効率で利用することができます!

こういう地味なアップデートも、ユーザーにとってはとても利便性が高まりますね!