第6回 JAWS-UG横浜 勉強会で優勝してきた #jawsug

2013.08.18

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会社の山登りの誘いも断り、JAWS-UG横浜 勉強会に行ってきましたのでレポートします。

第2回ワールドカフェ(AWS設計・移行ワークショップ)

「RFPを受けた提案書の作成」を行なうというワークショップでした。30名弱の参加がありました。


タイムテーブル

【13:00-13:50】チーム分け/AWS概要説明
 AWSの設計指針や各サービスを理解します
【14:00-14:20】RFP説明
 仮想RFPの説明、および参加者との質疑応答を行います
【14:30-16:30】提案作成
 各チームで提案を作成します
【16:40-18:30】提案発表
 各チームから提案内容の説明をいただきます
【18:40-18:50】選考作業/模範解答・総括/表彰
 各チームの提案を選考し、より良い提案を出したチームの表彰を行います
 模範解答の説明、総括も行います

スペシャルゲストとAWSカルタ

スペシャルゲストはCoineyというiphoneをつかったクレジット決済システムを作っている会社の方でした。話す機会がなかったのが残念でした。Squareというシステムは聞いたことがあるのですが、同じようなものなのでしょうか。。。。

次に5,6人ずつにわかれAWSカルタを行ないました。初体験でしたが非常に面白かったです。このサービスははじめて知りました。

 Mechanical Turk

仮想RFP

4名毎にわかれて5チーム作りました(1チームだけ3名)。RFPはそのうち公開されると思いますが、一言でいうと

「オークションサイトのインフラをオンプレからAWSに移行する」

になります。このための現在の構成、希望する要件、制約等がA4二枚にまとめられていました。

提案作成

2時間短かすぎます。

おおまかな構成をホワイトボードで書いたあとに、Cacoo をつかって構成図をかきます。Cacoo初体験でしたので、オブジェクトを後ろにする方法(右クリックで可能)、図をエクスポートする方法(無料だと回数制限あり)等にとまどいつつも描いてゆきます。
チームの人が細かい要件をチェックし、質問表を作りつつ、構成の変更があれば反映してゆきます。
次にわかっている情報で、見積りツールつかって運用費用を計算しました。要件や質問からの回答で、こうすればいいのでは? という議論がでてくるので、その都度修正です。
残り30分になってプレゼンテーションの作成です。あらかじめ用意されていたテンプレートに従って、内容を埋めてゆきます。Google Docの同時編集機能はとても便利です。

15分延長しましたが、全然足りません。
スケジュールや運用に関しては、正直時間がなかったので詰めきれませんでした。

で、出来た資料が0817チーム1提案になります。

提案説明

5チームありますが、ジャンケンで順番を決め4番目になりました。1チーム10分の説明時間+質疑応答があります。
最初に行なったチーム4の金春さんの説明が非常にわかりやすかったです。
特にDNSを切り替える前にTTL短かくするところとか実際行なっている方なんだなというのがよくわかりました。

質疑応答では、Amazon SES、EBS、Auto Scaling、SQS等の制限や仕様に関する矛盾をつかれることが多かったです。

自分の場合は、インスタンスサイズが大きすぎるのでは? という質問を受けましたが、
「そこは検証で確認して最適なものを選択しましょう!」
と答えました。AWSでは
「後から変更しましょう!」(笑顔)
 と答えて済む部分が多いのは非常に助かります。

今から考えると、
「御社のRFPの中には突発的なアクセスがあるということでしたので、AutoScaling等では対応できない急なアクセス増に備え、大きめのインスタンスを用意しております。実際に運用を行ないリソースに大きく余裕があることを確認できましたら、サイズを変更するのがよいかと思います。」
とか答えればAWS的に格好よく見えた気がします。

あ、もちろん後から変更出来ない部分もあります。くわしくは弊社までお尋ねください。

結果発表

チーム4と我がチーム1が優勝ということでした。素直に嬉しかったです。当初、賞品は名誉ということでしたが、飲み会でこちらをもらいました。

商品

お酒のめないので会社に持っていこうとおもいます。

ふりかえり

  • ノートPCは絶対もってきたほうがよいです。チームで一人PCもってない人がいたのですが、サポートできずにすいませんでした。
  • GoogleDocsの共同作業のしやすさは素晴らしいです。AWSの知識も重要ですがGoogleDocsの使い方になれるのも重要な気がします。
  • Cacoo便利でした。AWSのテンプレートもあるんですよね。でもGracierはなかったようです。
  • SCUTUM,CloudFlareといったSaaS型のWAF(Web Application Firewall)の提案がありました。勉強になりました。
  • IDSとしてsnortをつかうという提案もありました
  • "ノウハウは全部出す"がポリシーの弊社でも、書けない話が懇親会では沢山ありました。とりあえずキーワードを一つ書いておくと「夜の切腹」です。気になりますよね? 是非次回参加して聞いてみてください。
  • オンプレのDNSサーバは内部と外部の名前解決につかっているとのことですが、Route53って内部は対応してないですよね?
  • 1レスポンス300KB、1秒間平均1000リクエスト。304での返答が90%としても、30MB/s の転送量なんですよね。これが30日あるとすると、月間2.5PBくらいの転送量になる気がするのですが、勘違いでしょうか?
  • たぶん、発表は後から行なう方が有利だったとおもいます。説明や質疑応答の答えが参考にできますし、資料のミスもなおせます。

さいごに

一緒のチームで頑張ってくれた、大島さん、本田さん、あめもりさん、ありがとうございました。 場所を貸してくれたアットウェア様、この機会をつくってくれた JAWS-UG横浜の運営の方々ありがとうございました。
また遊んでやってください。