突撃!隣の開発環境 パート13【ChatWork編】 in シリコンバレー

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こんにちは!しんやです。先日の『Treasure Data編』に引き続き、今回もシリコンバレーから突撃取材レポートをお送りしたいと思います。シリーズ過去エントリ一覧は以下をご参照ください。

突撃!隣の開発環境とは

技術事例やノウハウなどは、ブログや勉強会などで共有されることが多いと思います。しかし、各社の開発環境開発体制などは意外と共有されていないこと多いと思います。ノウハウの流出になるかもしれませんが、それ以上に、より良い開発を目指している会社さん同士で情報交換を行い、良いチーム、良いプロダクトを作っていくという志の会社さんの為の情報共有のための企画になります。開発環境や開発体制なども技術領域によっても変わってくると思いますが、この突撃!隣のシリーズでは様々な会社さんのイケてるツールの使い方や、仕事が捗る開発体制についてインタビューを行っていく予定です。

ChatWork社紹介

ChatWork社のシリコンバレーオフィスがある所、最寄駅はカルトレインの『Sunnyvale』というところです。『Sunny(日当たりの良い)Vale(谷)』の名前が示すように日差しもとても良い感じですね。

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ちなみにオフィスのある所はここ。

駅からはUberで5分程の距離で到着。

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付近の道路の雰囲気はこんな感じです。

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そして建物の雰囲気はこんな感じです。

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ChatWork社は『PLUG AND PLAY』という場所の一角に居を構えています。グローバル・イノベーションのプラットフォームです。企業やベンチャーを繋ぎ、毎年100以上の企業に投資をしています。PayPalやDropbox、SoundHound等のサクセスストーリーが数多くここで生まれています。

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まず始めに、Chatwork社Grobal Project Managerの石田隼さんに施設及びChatwork社フロアについてご案内頂きました。

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この地から成功を果たしたスタートアップ企業の名前が入り口すぐ横の壁にズラリ。

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建物の階段を上がっていくと、踊場で何やら賑やかな会話が。漏れ聞く会話から察するに、どうやらMBAの学生達が丁度この施設に見学に来ていたようです。

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月毎に表彰された企業のロゴが踊り場上の壁にこちらもズラリ並ぶ形に。ChatWorkさんも2015年5月にHOTTEST COMPANYとして表彰されていました。階段を上がって視線を上にみやると丁度視線の位置に見えてくる好位置です♪

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建物2階もオフィスと休憩ルームがありました。休憩ルームは落ち着いた雰囲気で、窓からの眺めもこんな感じでとても優雅。

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PLUG AND PLAYに於ける250以上のポートフォリオカンパニーの一覧もこのような形で至る所に掲載されていました。

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ChatWorkさんのフロアはこんな感じ。

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丁度このタイミングでは社員の皆さんの大半は外出中でした。ChatWorkさんの場合、人が増えてから会社のフロア(規模)を大きくするのでは無く、予めフロア(規模)を大きくしてから社員を増やす方針なのだそうです。なので現時点では広さにも余裕を持たせているとの事。

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インタビュー

インタビューはChatWork社オフィス内にて行われました。施設及びフロアをご案内頂いた石田隼さん、またVP of GrowthのTomi Brooksさんの御二方にお話を伺いました。今回お話をお伺いしたこちらの御二方はマーケ系の方々でしたので、従来のフォーマットに沿う形で『マーケ系のお仕事を行なう上で使っているツールや環境の話』についてインタビューしています。(※以下、敬称略)

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(※インタビュー及びシリーズのブログエントリの趣旨説明を行なうの図。左からTomi Brooksさん、石田隼さん、弊社代表横田)

ChatWorkについて

横田:
弊社の『突撃!隣の開発環境』では色々な企業様の『開発環境』にフォーカスを宛ててインタビューをしていますが、今回はこのフォーマットで御社の『マーケティング周り』について色々お話をお伺い出来ればと思います。よろしくお願いします。
石田・Tomi
よろしくお願いします。
横田:
ではまず、会社のご紹介から始めたいと思います。ChatWork社はどのような事をやっているのでしょうか?
石田:
ChatWorkは一言でいうと『ビジネスチャットツール』です。ですが、ただのチャットツールでは無く、ビデオチャットやタスク管理機能等様々な機能を有しています。インテグレーション無しで使える『オールインワン』ツールです。

ChatWorkのユースケース

横田:
Chatworkの使い方として、日本と米国、本社と支社といったことはよくあるのでしょうか?
石田:
あります。海外のブランチから使い始めて、全社展開へ、という感じです。拠点が離れていて時差があるようなところに使ってもらえると効果は非常に高いです。
石田:
特定の時間でやり取りを行う中でボリュームのある内容がやり取り出来るChatWorkの特性もあり、リアルタイムで会話をしなくても対応を済ませられるというのはあると思います。
横田:
組織間連携については?
石田:
組織間連携という意味では、ChatWorkは社内・社外の両方で利用いただけます。メールをする代わりに、社外の取引先とのグループを作成するだけで、チャットで仕事のやりとりができます。

マーケティングについて

横田:
私の理解・感覚だと、企業においてはバリバリなエンジニアだけでは無く、ITが強く無い人も居ます。そんな時に両者間のコミュニケーションツールとして丁度良いポジションにChatWorkがあるのではと思っています。弊社でも全社員がChatWorkを使っています。導入事例としても、そのようなものが多いのでは無いかと思いますがいかがでしょうか。
石田:
その通りです。特定職にフォーカスするのでは無く、広範囲にアプローチ出来るような方向を目指しています。
横田:
普通に誰でも使えるように、という位置付けですね。ちなみに北米等ではどのようなマーケティング方法を採っているのでしょうか。
石田:
日本だと業界毎にセグメントを切っていますが、アメリカの場合だと"役職"で区切っています。エンジニアではなく、社外や他の部署の人とのやりとりが多いマーケやセールスの人を第一優先のターゲットとしています。
横田:
日本の場合だと、例えば東京とか大阪とか、企業がある地点に一極集中していて、打ち合わせの場合等は実際に訪問して名刺交換、という流れが多いかと思います。御社の場合、都市間の距離が物理的に離れていますし、そのように足繁く通うという事も多く無いと思います。そんな中でどうやってマーケティングを、または対象のレイヤーの人を見つけてくるのでしょうか?
Tomi:
我々の場合、LinkedInを使っています。自分も(LinkedInの)ヘビーユーザーでしたし、特定の人物、役職者を探すのに使っています。LInkedInの機能を使って、有償で対象人物にメールを送る事も行なったりしています。リクルーティングや人材採用を行なうにあたり、LinkedInではレジュメやJD(Job Description:職務記述書)を掲載し、逆に問い合わせを期待するような事も可能です。Facebookでも似たような使い方を出来る部分はあるかと思いますが、アメリカではLinkedInが勢力として強いですね。

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横田:
日本だとLinkedInはエッジの立った人が使っているというイメージです。
Tomi:
LinkedInでは逆営業が多く、強いですね。私の場合、役職名の影響もあってか逆にHiringのアクションも来たりします。
横田:
ITにエッジの効いている人であれば自分でそこへリーチしていく事になるかと思いますが、御社の場合はITに強くない人へのリーチが必要な部分もあるかと思います。そういった場合、見込み客となる方々へはメールを使っていますか?またはLinkedInも使っている?
Tomi:
マーケターであれば、使っている人は多いと思います。
横田:
最初は個人からチームへ、そして全社展開へ...という流れが多い。弊社の導入→展開の流れもそのパターンでした。
石田:
やはり、その傾向はあると思います。『最初の1人を育てる』というのがとても重要ですね。

仕事の共有方法について

横田:
日本とアメリカで仕事の進捗の共有を行う際には何を使ってたりしていますか?セールスマーケとか、そのあたりで。
石田:
セールスチームとしては特に無いです。使っているのはスプレッドシートを進捗管理で使っているくらいでしょうか。社内では良くマインドマップを使ったりもしています。
石田:
また、『Snagit』というツールを使っています。画面キャプチャ共有ツールなのですが、スクリーン録画も出来て、日米間で画面デザインやUIに関する部分の情報共有をする場合にとても重宝しています。

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デザイン関連のツールについて

横田:
デザイン、コーポレート・アイデンティティ等については、御社の中ではどういう方がどういう方法で行なっているのでしょうか?
石田:
社内にUI/UX担当が居まして、各部署とコラボレートしてデザイン部がモックアップを作り、そこからブランディング等含めUIを詰めていきます。
Tomi:
ツールは主にinvisionを使っています。時差を軽減するために、情報共有を行うタイミングで『いついつまでにフィードバックを固めておいて』と連携し、後ほど所定の時間が来たらディスカッションする、というような方法で進めたりしています。

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生活サイクルについて

横田:
こちらのオフィスで働いている方々、1日のサイクルはどのような形でしょうか?
Tomi:
USチームの場合、マーケティングディレクターの方は通勤がかなりネックになっていて、通勤に2時間掛かるような状態だった。結果、その社員はサンフランシスコ勤務に切り替えてもらい、9時出勤〜17時帰宅で仕事をしています。このスタイルは結構一般的ですね。
横田:
レストランとか閉まるの早いですもんねぇ。
石田:
スーパーとかも閉まるのは早いですね。
石田:
打ち合わせについては先程も少し話が出ましたが、国土は広いので、ビデオカンファレンス、スクリーンシェアリングを使って打ち合わせを行なう事がほとんどです。
石田:
また、打ち合わせの調整って日本の場合1時間枠を抑えて...というような形が多いと思いますが、アメリカの場合だと15分単位でカレンダー調整依頼が来る事が多いです。クイックコールで一瞬話して、打ち合わせ自体もその15分でパッと済ませる。
Tomi:
そういう意味では、アメリカでは打ち合わせはダラダラはやらないですね。

企業文化について

横田:
御社の中で、特徴的なカルチャーのようなもの、こういうのを目指している、と言ったものはありますか?
石田:
やはり『Make Happiness』、これに尽きますね。(※企業理念に関する情報はこちらのサイトが詳しいです)日本・US、基本的にはこのフィロソフィーを採用の際にも伝えています。このフィロソフィーは色々な所に"刺さる"と思っています。面接した方々も皆『入りたい』と言ってくれて、興味を持ってくれています。最近ではアメリカの公共ラジオでインタビューも受けました。
Tomi:
ワークライフバランスを実現出来る、というのもChatWorkの強みかなと思っています。サンフランシスコの場合、家賃がメチャクチャ高騰しているので、かなり生活面で苦しくなる部分があります。そんな場合、働く場所に左右されないスタイルが認められる、『仕事さえしていれば大丈夫だよ』というのもあります。

さいごに

今回の訪問はPLUG AND PLAYという場所の特別さに驚いた部分もあり、またChatWork社さんの仕事スタイルや使っているプロダクト・ツールについても我々の知らない、新しい発見が幾つもあって新鮮でした。インタビューに御協力・御対応頂いた皆様、ありがとうございました!以上、サンフランシスコの現場からお送り致しました。

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(※インタビュー終了後の1枚。左から石田隼さん、Tomi Brooksさん(とペットのワンちゃん)、弊社代表横田)