ベルリン新オフィス移転〜急成長中コーワーキングスペースMindSpace〜

DSC00665

こんにちは。ベルリンの「のび太」です。 この度、クラスメソッドベルリンオフィスが移転し、急成長中のコーワーキングスペースのMindSpaceに入居する運びとなりました。実は、このMindSpaceは、最近ソフトバンクと合弁会社を設立して話題になった米国発コーワーキングスペースのWeWorkの有力ライバルと目されている企業でもあります。MindSpace自体も今年1月末に1500万ドルを調達し、ヨーロッパ市場で拡大と、米国市場への進出を表明しています。

当記事では欧州のスタートアップハブであるベルリンのコーワーキング事情を踏まえつつ、クラスメソッドのベルリン新オフィスをご紹介します。

そもそも旧オフィスはどこでしたっけ?

実は旧オフィスは別のコーワーキングスペースであるThe Place Berlinの一室を借りていました(実は新オフィスからも徒歩圏内の距離です)。The Place BerlinはもともとRainmaking Loft Berlinと呼ばれており、デンマーク発のアクセレレーターであるRainmakingグループの一部という割とヨーロッパ圏では名の知れたコーワーキングスペースでした。ベルリンの他にも、ロンドンコペンハーゲンにコーワーキングスペースがあります。毎週コーワーキング全体の朝食ピッチ(大テーブルを囲って朝食を摂りながら、自分や会社のPRをする)があったり、毎月卓球トーナメント(スタートアップ界隈の卓球競技率は割高)や、外部からのスピーカーを招いてのイベントも盛んに開催していました。コーワーキングスペースのメリットは、小分けで安価にオフィススペースが借りれることに加え、むしろ名前の通り「コーワーキング(協業)」を促進する点が非常に強いと実感しました。

では、そんな良いコーワーキングスペースからなぜ移転したのかと思われるでしょう。確かにThe Place Berlinもソフト面悪くなかったのですが、実はハード面(夏の直射日光が当たるAC無しの部屋やインターネット回線の遅さ)がネックとなっていました。候補としてはまさにWeWorkとMindSpaceのほぼ2択でしたが、立地や入居可能時期等の条件から、MindSpaceのベルリン新オフィスである Beriln Krausenstrasseに入居を決めました!

MindSpace Berlin Krausenstrasse

こちらの動画を見ていただくと、オフィスのシャレオツさを垣間見ていただけると思います。

ということで割とデザインに凝ったコーワーキングスペースとなっております。どちらかというとコーポレートな印象のWeWorkと比較すると、よりスタートアップっぽいブティックな感じとベルリンっぽいヒップスターな感じします。動画は主にMindSpace BerlinのフラグシップであるFriedrichstrasseのものが主だったのですが、以下の写真は私が撮影したベルリン2軒目オフィスKrausenstrasseのものです。

DSC00664 受付はこんな感じです。ここまでの数の本を飾りのためだけにディスプレイしているあたり、デザインへの意気込みが感じられます。

DSC00668 受付を抜けて中に入ると、ガラス天井で囲まれた中庭に出ます。ベルリンにしては比較的古めな建物ですが、エレベーターが後付けされているあたり利便性は悪くないかなという感じです。このビル全てがMindSpaceになります。

DSC00665 一階のキッチン。海外のコーワキングスペースの特徴としてよく挙げられるがキッチンの広さです。利用者が料理に使えるのはもちろん、コーワキングスペースによっては専属のシェフおり、ヘルシー志向なランチを提供しているという例もあるようです。ちなみにこういった古い建物は地上階の天井が高い造りのため、かなり開放感があります。天井からこれまた飾りで自転車が釣り下がってます(デザインへの意気込み強い)が、頭が当たることはありません。

DSC00683 別のキッチン。コーヒー、お茶、ミネラルウォーター(炭酸水含む)等は無料で提供されています。このキッチンにさりげなく置いてあるコーヒーマシン(写真左隅)ですが、実はこれ調べてみると、日本円で120万円以上する高級品であることがわかりましたw こういった共有スペースの備品に関してもCapexを惜しまないあたり、他のコーワキングスペースと比べMindSpaceはかなり徹底しているようです。

DSC00686 キッチンの向かいの共有スペース。椅子の種類も最低3、4種類用意されているので、好みのタイプの椅子に座れます。

DSC00684 この廊下に飾ってある自転車ですが、これはただの飾りでだけではなく、実際にレンタルして使って良いようです。ありとあらゆるものにMINDSPACEロゴが入っているように、ブランディングに関しては徹底しています。

DSC00661 9月のイベント一覧です。月一のコミュニティ朝食会、プロのインストラクターによるヨガレッスン、金曜日17時からのジンのハッピーアワーなど、ソーシャルなイベントも盛り沢山です(こういったイベントは基本的に無料)。インターナルのイベントにここまで体裁を整えるあたりも、ただの場所を提供するビジネスというよりも、協業する空間を提供するというMindSpaceの意図がみて取れます。

DSC00677 肝心のオフィス。引越し直後なので部屋内の画像は割愛させていただきますが、かなりコンパクトでミニマリストな感じです。限られた空間を生かす工夫として、そもそもガラスを多用し空間に奥行きを持たせ、かつガラスにペンで書き込める仕様になっています。IT系のスタートアップは本当にLaptopだけで回しているところ等も多いので、そういったビジネス形態に特化したオフィスデザインと思います。

以上でクラスメソッド ベルリン新オフィスMindSpace Berlin Krausenstrasseの紹介を終えたいと思います。コーワキングスペースは大抵人数が増えると値段が階段式に上がっていくので、ある程度の社員数になると単純な広さ等を加味したコスト面では通常の賃貸オフィスに比べて割に合わなくなってきます。しかし、こういったMindSpaceなどの新興のコーワキングスペースは従来のオフィスの分け売りという観点に留まらず、コミュニティやサービスとしての付加価値を提供することで、市場価格よりも高めの料金にもかかわらず、成長をしているようです。

おまけ

MindSpaceの紹介でしたが、今のところ日本市場には進出する予定はないそうなので、来年以降日本にオフィスができる競合のWeWorkのビデオも載せておきます。WeWorkとMindSpaceはともによりラグジュアリーでハイエンドなコーワキングスペースとして新たに市場を開拓しているようですので、WeWork日本オフィス誕生の折にはぜひ足を運んではいかがでしょうか。