ちょっとすごいロガーを買ってみた
車輪開発大好きおたいがです。こんにちは。( 挨拶 )
Tableau ビューのサンプルに使えそうなデータソースを自前で用意したいと思い、『ちょっとすごいロガー (NinjaScan-Light)( スイッチサイエンス版 ) 』 ( 以下「ロガー」 ) を購入したので、ログ収集までの導入手順をまとめておきます。
機能
商品の詳細ページに記載されていますが、ロガーには以下のセンサが搭載されています。
- 3 軸 加速度センサ
- 3 軸 ジャイロセンサ
- 3 軸 地磁気センサ
- 気圧計
- GPS 受信機
- 温度センサ
外観
ロガーと 500 円硬貨を並べて対比してみるとご覧のとおり。小さいです。
GPS アンテナは別途取り付けます。( ハメ込み式なので半田は不要です )
電源は micro USB 給電式なので、モバイルバッテリーで動かすことができます。( または LiPo バッテリーで動作可能 )
ログ抽出
ロガーに電気を流すと動作を始めます。このとき MicroSD カードを挿しこんでおくと、Log.dat というバイナリファイルが書き込まれ、ログが蓄積されます。
Windows 限定ではありますが、専用の GUI ツールを使用することで Log.dat を以下のデータに変換することが可能です。( Log.dat の仕様は GitHub に公開されています )
ファイル名 | 説明 |
---|---|
NinjaScanLite_LOG_A.csv | GPS 時刻 (msec)、加速度 (g)、ジャイロ (deg/sec)、温度 ( ℃ ) |
NinjaScanLite_LOG.ubx | GPS のログデータ |
NinjaScanLite_LOG_M.csv | GPS 時刻 (msec)、地磁気 (uT) |
NinjaScanLite_LOG_P.csv | GPS 時刻 (msec)、気圧 (Pa)、温度 ( ℃ ) |
上記 GPS ログデータの .ubx ファイルは、U-Blox 社のファイルフォーマットで、u-center というツールで解析することができます。
また GPSResults というフリーソフト (?) が UBX 形式に対応しているので、こちらを使用して CSV を書き出すこともできます。
出力サンプル
昼食時、秋葉原オフィスから神保町界隈まで散歩したときに取得した GPS 情報を Tableau で出力してみました。実際に歩いた道と出力結果が違う気が…自分の使い方に問題があったのかもしれません。( 苦笑 )
さいごに
ロガーの基本的な使用方法についてまとめました。このあとは、この小さいロガーをどのように活かすかを検討したいと思います。( このままではただのオモチャ弄りで終わってしまうので )