[Xcode 5] [iOS 7] Automatic Configuration で何が自動設定されるんだろうか
Automatic Configuration とは
Xcode 5 で追加された Automatic Configuration 機能って何ぞや? 何だか設定が楽になるのかなと。
どうやら以下の4つの機能をまとめて今回 Automatic Configuration と呼ばれているようです。
- Accounts preference 設定の追加
- Capabilities settings 設定の追加
- Target editor からの Signing identity の選択
- Provisioning profiles の自動生成
なので上から見てみます。
Accounts preference 設定の追加
Xcode > Preference から設定を開くと Account preference タブが追加されています。
ここではApple ID、Git/SVNリポジトリ、OS X Serverの3つの設定ができます。
Apple ID (Apple Developer Program)
Apple ID を設定できます。ここでApple IDだけ持っていた場合に、Apple Developer Program との関連付けも行えるようです。
Git/SVNリポジトリ
Xcode 4 では Organizer に乗っていた機能がここに移動しました。
Xcode 4 の設定が読み込まれているのか既存のリポジトリと Apple ID が設定済みになっています。
OS X Server
OS X Server に CIサーバー機能が追加された事からこの設定が追加されたんだと思います。
Xcodeの他の機能でも見られますが +ボタンから追加、−ボタンで削除です。
例はサーバーですが、Apple ID も Repositories も同様に追加できます。
Capabilities settings の追加
これまで手動で設定してきた iCloud や Game Center などを使う場合の設定を自動化してくれます。Xcode から Target を選択 > Capabilities になります。
例えば Game Center を有効にすると
- Provisioning Profile(Identifer?) に Game Center の Entitlement を付与
- xxx-info.plist に GameKit のキーを追加
- GameKit.framework をリンク
をしてくれます。各項目を見ると自動で何をしてくれるかが書かれています。
↑Xcodeの設定。
GameKit.framework がリンクされ、Automatic-info.plist の Required device capabilities に gamekit が設定された。
Provisioning profiles の Enabled Services に Game Center 付きで このアプリ用のProvisioning profiles が追加された。
下は設定可能な項目です。
- iCloud
- Game Center
- Passbook
- In-App Purchase
- Maps
- Background Models
- Keychain Sharing
- Inter-App Audio
- Data Protection
Target editor からの Signing identity の選択
この機能が出現する条件がわかりませんでした。(どなたかわかったら教えてください)
Provisioning profiles の自動生成
上記3つの設定をすることで Capabilities settings でも見たように、適当な Provisioning profiles を生成してくれます。
まとめ
特に Capabilities settings からの細かい箇所の自動設定と Provisioning profiles の生成が Automatic configuration のオイシイところなんだなと思いました。
細かい所で便利に熟成されていってて開発に集中できそうですね。