Xcodeでデバッグが更に捗る! Xcode 9のデバッグ機能が強化されました #WWDC17
はじめに
こんにちは!
モバイルアプリサービス部の田中孝明です。
現地で参加した「Debugging with Xcode 9」のセッションのレポートになります。
本記事は Apple からベータ版として公開されているドキュメントを情報源としています。 そのため、正式版と異なる情報になる可能性があります。ご留意の上、お読みください。
Debugging with Xcode 9
Xcode 9 introduces wireless development for iOS and tvOS. Discover how to configure and use wireless development with your devices. Learn about Xcode's latest debugging features — including debugging workflow enhancements, and new view debugging support for view controllers, SpriteKit and SceneKit — now with no strings attached.
セッション動画に関しては以下で公開される予定です。
※現地時間6/7 18:00時点ではまだ公開されていません。
Wireless Development
Wirelessでの開発が再び可能になりました。
iPhone、iPadはもちろん、Apple TVもMacに接続しなくても開発することが可能になります。
ARや加速度などのデバッグをする際に、ケーブルの長さの制約を受けてましたが、今後は心配なさそうです。
ワイヤレスで接続されたiPhoneが、加速度を検知したら走る処理にブレークポイントを配置し、Macと離れた場所でジャンプをした時にブレークポイントでステップ実行されることをデモしていました。
ViewController Debug
ViewControllerのView階層を可視化するデバッグが強化されました。以前よりView hierarchyとして、Viewの階層を可視化することができたのですが、視点の変更などが可能になり、より視認性があがりました。
デモとしてXcodeの画面に対してViewController Debugを行なっていました。
SpriteKit Debug
2Dゲームの画面のデバッグができるようになりました。
オブジェクトの属性の確認等がより便利になりそうです。
SceneKit Debug
3Dゲーム作成時に利用される、Sceneのデバッグができるようになりました。
カメラの座標とポジションの確認、ワールド座標の確認や、各オブジェクトの座標の確認などが行えるようになりました。
3Dゲーム開発のIDEにより近づいたのではないでしょうか。
最後に
特に大きいのはWireless Developmentの復活では無いでしょうか?
新しいMacBook ProとiPhoneの接続に苦慮しなくても良くなるのはうれしいですね!