[iBeacon] 外にある色々なものに埋めるとBeaconの電波がどうなるのか試してみた

[iBeacon] 外にある色々なものに埋めるとBeaconの電波がどうなるのか試してみた

Clock Icon2014.05.25

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こんにちは!おおはしりきたけです。前回は、色々なカバーをつけた場合のBeaconの電波強度について調べてみました。Beaconを外でも活用したいという方も居ると思います。実際土に埋めたらどうなるのか?など私も気になっていたので、外にある色々なものに埋めてBeaconの電波がどうなるのか色々と試してみました。

iBeaconとは?

前回に引き続き、一応今回もこちらの資料を見ていただければと思います。

検証端末について

今回も検証で利用したのは、Aplix社さんのBM1というBeaconになります。防水防塵のためジップロックに包んでかつケースに入れて試してみました。

BM1について

検証したBM1は、以下の写真のものになります。Measured Powerは-59です。Measured PowerとはBeaconモジュールと、受信機の間が1mの場合の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)です。

検証内容

以下のパターンで検証を行ってみます。検証方法はバケツの中にBeaconを入れ、Beaconから東西南北のそれぞれ1mと2mのRSSIとBeaconの真上1mのRSSIを計測しようと思います。RSSIの検証アプリは、iBeacon基本のキで弊社諏訪が作成したアプリになります。

  • ケース無し

無し

まずは、無しの場合です。バケツの中にジップロックを2枚重ねにしたBeaconを入れてあります。写真はこんな感じ。

IMG_3422

 

砂は、近所の公園の砂場からのものをお借りして使わせてもらいました。※使用後は戻しました。

IMG_3419

 

土は、家の庭にある土を利用しました。家庭菜園などもやっているので、腐葉土なども入っています。

s_IMG_3417

 

こちらも家にある石を利用しました。

s_IMG_3423

近所の広場にメチャクチャ雑草が生えていたので、草刈りついでに大量の草を持ってきました。

s_IMG_3421

最後は水です。BM1が水に濡れないかドキドキもんでした。

IMG_3424

まとめ

上記の数字をまとめるとこんな感じです。

ケース 西
真上 1m 2m 1m 2m 1m 2m 1m 2m 1m 2m
カバー無し -40 -64 -75 -65 -75 -74 -82 -73 -83 -70 -81
-42 -63 -68 -68 -85 -68 -84 -75 -87 -72 -84
-62 -72 -83 -75 -89 -76 0 -82 0 -82 -87
-43 -63 -72 -57 -74 -61 -73 -69 -82 -73 -81
-50 -67 -77 -77 -89 -76 -85 -72 -88 -71 -81
-83 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

水は真上で微かに電波が拾える程度で、ちょっと離れるとまったく拾えませんでした。その他でいうと土が若干電波が弱くなった感じでしょうか。砂、石、草などは特に問題なく電波を拾うことができました。Beaconを埋めて使う場合置く場合(そんな用途があるのでしょうか?)は、上記を参考にしていただければと思います。実際はその場の障害物なども含めて、しっかり検証する必要があります。

追記

Twitterでご指摘頂きましたので、追記させていただきます。

[iBeacon] 外にある色々なものに埋めるとBeaconの電波がどうなるのか試してみた|クラスメソッド株式会社 開発ブログ http://t.co/gqrhHqPIqp 2.4GHz帯なので水に吸収されるあたりはヒトコトだけ欲しい。

— ようてん (@youten_redo) 2014, 5月 25

Beaconの電波は2.4GHz帯を利用しており、2.4GHz帯では、電波の電力が半減する深度は約1cmで25%、4㎝で6.3%、10㎝で1%以下に減衰してしまうということです。水がマイクロ波を最も効率よく吸収する周波数は18Ghz前後ということです。 以下を参考にさせていただきました KONURE-モバイルと水

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