よく分かる!iOS アプリ開発に必要な証明書ファイルの作成方法 | アドカレ2013 : SP #4

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アドカレ2013 : SP4日目を担当している、おおはしりきたけです。iOSアプリの開発するのに一番最初に必要なのが開発環境の構築です。今日は、証明書周りの手順について解説させていただきます。証明書周りは一度やるとあとは暫く触れる事がないので、備忘も兼ねて書かせていただきます。本記事では、証明書作成要求(CSR)の作成⇒開発用証明書(CER)の作成⇒Macに開発用証明書(CER)を登録までを記載させて頂きます。

1.キーチェーンアクセスから証明書署名要求(CSR)の作成

「iOS Developer Program」の「Certificates,Identifiers & Profiles」から早速作ってみましょう!と言う前にiOS Developer ProgramのCertificatesから証明書ファイルを作成する場合は、証明書署名要求(CSR)が必要になります。その為、最初にMacのキーチェーンアクセスから証明書署名要求(CSR)を作成する必要があります。

1-1.キーチェーンアクセスを起動

キーチェーンアクセスは、アプリケーションユーティリティーキーチェーンアクセスにあります。今回は、Spotlightに「キーチェーンアクセス」と入力して起動させてみます。

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1-2.認証局に証明書を要求を選択

証明書署名要求(CSR)を作成するためには、キーチェーンアクセスのメニューから以下を選択します。
キーチェーンアクセス⇒証明書アシスタント⇒認証局に証明書を要求

ios-certificates-1-2

1-3.証明書情報を入力

証明書情報の入力を行います

ios-certificates-1-3

 

  • ユーザーのメールアドレス:iOS Developer Programに登録したメールアドレス
  • 通称:iOS Developer Programに登録した名称
  • CAのメールアドレス:不要
  • 鍵ペア情報を指定:チェック必須
  • ディスクに保存を選択

※通称ですが、Appleのドキュメントには上記のように記載されていますが、開発していると証明書が増えてくるので、命名規約を作り分かり易い通称をつけておいた方が良いと思います。

1-4.保存先を選択

証明書署名要求(CSR)の保存先を選択します。

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  • 名前:CertificateSigningRequest.certSigningRequest(デフォルト)
  • タグ:空
  • 場所:証明書の保存先

1-5.鍵ペア情報

鍵ペア情報を選択します。

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  • 鍵のサイズ:2048ビットを選択
  • アルゴリズム:RSAを選択

※鍵のサイズが2048ビットでなければCSRは却下されます。

2.iOS Developer programから証明書ファイルを作成

証明書署名要求(CSR)が上記の手順で作成できました。次は、iOS Developer Programから証明書を作成します。

2-1.Apple Developer Centerへログイン

iOS Dev Centerへアクセスし「Certificates, Identifiers & Profiles」をクリックします。

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2-2.iOS AppsのCertificatesをクリック

Certificatesをクリックします。

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2-3.証明書ファイルの追加

左メニューのCertificateを選択して「+」ボタンを押下します。

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2-4.証明書の種類を選択

証明書の種類は以下の種類があります。

  • Development:開発用
    • iOS App Development:通常時
    • Apple Push Notification service SSL (Sandbox):通知を利用する場合
  • Production:本番用
    • App Store and Ad Hoc:通常時
    • Apple Push Notification service SSL (Production):通知を利用する場合
    • Pass Type ID Certificate:PassBook用
    • Website Push ID Certificate:Safari通知用

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開発と本番やPush通知を使う場合等によって選択する内容が異なります。今回は、開発用かつ通知を使わない場合で進めます。

2-5.証明書作成要求(CSR)の確認

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証明書作成要求(CSR)の確認画面になります。特に問題なければ「Continue」を押下してください。

2-6.証明書作成要求(CSR)の選択

「Choose File...」ボタンを押下して、先ほど作成した証明書作成要求(CSR)を選択します。

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2-7.証明書作成要求(CSR)のジェネレート

証明書作成要求(CSR)が選択されらた、「Generate」ボタンを押下します。

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2-8.証明書ファイル(の作成完了画面

証明書ファイルが作成されたことを確認します。

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2-9.開発用証明書(CER)のダウンロード

作成された開発用証明書(CER)のダウンロードを行います。

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3.Macに開発用証明書(CER)を登録

最後は、いよいよMacに開発用証明書(CER)の登録を行います。

3-1.ダウンロードした開発用証明書(CER)を選択

ダウンロードした、保存先にある「ios_development.cer 」ファイルをダブルクリックし、キーチェーンアクセスに証明書が登録を行います。

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3-2.「"システムルート"キーチェーンは変更できません。」が表示される場合

「ios_development.cer 」ファイルをダブルクリックした場合、以下のメッセージが表示されることがあります。

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この事象が発生している場合は、キーチェーンアクセスのメニューのファイル⇒読み込むを選択し、開発用証明書(CER)である、「ios_development.cer 」ファイルを選択すると読み込めます。

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3-3.キーチェーンアクセスに読み込めているか確認

読み込まれた「ios_development.cer 」ファイルは、ログインキーチェーンに登録されます。

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まとめ

証明書系の作業は、一度やってしまうとほとんど触ることないのですが、また最初からやろうとすると、色々検索して調べながらやったりと結構ハマりがちだと思います。今回の手順は2013年12月時点の「Certificates,Identifiers & Profiles」からの手順になります。「Certificates,Identifiers & Profiles」のUIも変わったりするので、今後細かい手順が変わってくる可能性もありますのでご注意ください。

参考

Appleドキュメント:iOSチーム管理ガイド

4D.com COMPANYブログ:iPhone Tutorial #01