Swift の入門書を執筆してみた話 #akibaswift

2017.01.31

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Swift の入門書を執筆した話について発表しました

本日 (2017/01/31) は Swift の勉強会「AKIBA.swift」を弊社主催で開催しました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました!

トップバッターとして「Swift の入門書を執筆した話について」というタイトルで発表させていただきました。本記事では、発表した内容について簡単にまとめたいと思います。

発表の目的

クラスメソッドでは、Swift が発表されてから、たくさんのメディアで入門記事を書かせていただいております。つまりは「Swiftの入門」と数年向き合ってきました。その上で「どうやってSwiftを教えるか」というポイントがいくつか見えてきたので、紹介できればと思い発表させていただきました。

クラスメソッドと Swift

クラスメソッドでは Swift が発表以降、ブログ、Web メディア、雑誌、書籍などで Swift の入門記事を執筆させていただきました。

これらのメディアで執筆させていただいたきっかけは、Developers.IO です。ブログをきっかけに沢山の話をいただきましたが全て全力で応えてきました。この「全力で応える」ところは絶対に失わないように、これまでやってきました。もちろん、これからも全力で応えます!

「Swift を教える」ということ

読者の背景を理解する

読者の背景(ここまで何を学んで、経験してきたか)は、全員異なります。したがって「Swiftを始めたい!」と思う人に教える際には、その人にはどのようなな背景があるかを考えて、レベルを調整することが必要と考えています。

一番簡単なのは、身近な人物を当てはめてみて、どの人が理解するにはどう説明すれば良いか考えることです。こうすると、最低でも1人以上の為にはなるはずです。

Objective-C 先輩への配慮を省く

将来はすべて (もしかすると) Swift になることを考慮しながら、「初学者が将来 Swift を使って開発を行うときに必要な知識」を教えるようにします。

Objective-C の話が出てくると前提知識がかなり増えるので、説明が複雑になってしまいます。そこで、現状一時的に実装されていると思われる Swift の機能の解説は可能な限り省くようにします。

便利な機能に浮かれない

Swift にはプログラムが書きやすくなるような便利な機能が沢山ありますが、こういったものはあくまで応用であり、初学者にとっては理解しづらいです。

無理に全てを理解しようとしなくてもモノ(アプリ)は作れますので「Swift はあくまでモノ(アプリ)を作るための道具である」という認識も時には必要と考えています。

さいごに

「iPhoneアプリ開発講座 はじめてのSwift」、おかげさまで好評いただいております。学ぶ・人に教えるツールとしてぜひご活用ください!