[iOS 10] 写真アプリの新機能「ブリリアンス」の話

2016.11.01

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こんにちは。クラスメソッドに入社してから毎日のようにひとりグルメツアーしている宮嶋です。
おいしいものに出会った時、皆さんは写真に残しますか?私は残す派です。
更に私はSNSで共有するために、おいしそうな写真に見えるようにちょっとだけ加工しています。
その時にiPhoneの写真アプリにある画像補正が結構役に立っているんですよね。
今回は写真アプリに新しく追加されている機能について書こうと思います。

はじめに

写真アプリに「ブリリアンス」という機能がiOS 10になって新しく追加されました。
色補正メニューのライトの項目のところにあります。

IMG_9591

ブリリアンスって何?

ブリリアンス brilliance

1. 光輝; 光明,光沢; 明るさ.
2. すぐれた才気,明敏さ.

引用元:weblio英和辞典

どうやら光沢のバランスを調整する機能のようです。

実際に使ってみた

IMG_9374

今回はこちらの写真を使ってみたいと思います。
被写体は汐屋 まる長の特製塩そばです。

 

IMG_9581

こちらが変更なしの状態です。
ここからブリリアンスを最大にしてみます。

ブリリアンス最大

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暗い部分が明るくなっています。スープの透明感が増しました。

ブリリアンス最小

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今度は暗いところが黒くなりました。スープがちょっとコクを増したように見えます。

比較

Brilliance

並べてみました。
明るい部分はそのままで、暗い部分のみの明るさを調整できる機能のようです。

今までの補正機能と比較

従来の補正機能と比較してみましょう。

明るさ

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逆光などの補正に便利な明るさですが、やりすぎると光が飛んだりして色が潰れやすいです。

コントラスト

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光の強さを調整しやすいコントラストも、上手くやらないと色が潰れてしまいます。

ハイライト

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白い部分や明るい部分の輝度を上げるハイライトも、調整をミスると全体的に色が飛んだり変わったりしてしまいます。

ブラックポイント

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ブラックポイントは下げすぎると画像全体が白っぽくなります。
この画像は上げるといい感じに美味しそうになりました。

これらの機能を複合させて補正かけようとしてドツボにハマること、私はよくありました……。

おわりに

ブリリアンスは、これまでのように画像全体に適用されるのではなく、
明るさやコントラストなどの補正を一部分のみ検出して適用できる機能のようです。
これにより、画像全体の色みや明るい部分をそのままに、陰って見にくい部分を明るくしたりできます。

写真初心者の方や補正機能を使いこなすのが難しいと思う方も、
この機能で自分の思い通りの写真を作ることがやりやすくなったのではないでしょうか。

みなさんもブリリアンスを活用して、手軽に綺麗な写真を保存してみてはいかがでしょう。