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1 はじめに
iOS10の公開の日が決まり（日本時間１３日深夜）、「いよいよだな」という今日この頃です・・・
[iOS 10] ついにiOS 10のリリース日が決定！iPhone 7やApple Payがついに日本でも！
今日、XamarinブログでMiguel氏から、Xamairn.iOSでiOS 10を始めよう！という記事が掲載されていました。
Let the iOS 10-ing begin!
いつも、iOSの新バージョンとほぼ同時に、対応バージョンが公開されるXamarin.iOSですが、今年も、やはり！という雰囲気です。
と言う事で、ちょこっと触ってみました。
この内容は、Xamarin（Xcode)共に、ベータバーションを利用した情報です。 正規バージョンで、内容が変更されることは充分に考えられる事を予めご了承くださ。
2 ベータ版のインストール
メニューから「Xamarin Studio Community」- 「Check for Updates..」で、「Xamarin Update」のダイアログを開き、Update channel: を Beta に切り替え、Restart and Install Updatesボタンで更新します。
更新した結果、2016/09/09現在、Xamarin.iOSのbetaの最新は、10.0.0.4（Build date: 2016-09-08 02:32:05）でした。
3 言語切替
ちなみに、ベータ版に切り替えて、いきなり凄い勢いで日本語化が進んでいてビックリました。 下記は、Preferencesです。
ちょっと、日本語では、分かりにくい（本末転倒）ので、そっと英語に戻しました・・・
4 Xcode 8.x SDKの利用
Xamarin Studioでは、利用するiOSのSDKを指定できます。これを、Xcodeのベータ版に差し替えます。
メニューから、「Xamarin Studio Community」-「Preferences」で環境設定を開いて、「SDK Location」- 「Apple」のところで指定します。
指定後は、Xamarin Studioを再起動します。
※ 事前に、Xcodeのベータ版をインストールし、一回起動しておく必要があります。
5 プロジェクト作成
新しいプロジェクトを作成すると、Targetで「iOS 10」が選択可能になっています。
シュミレータも10.0が選択可能になっています。 ちなみに、一番下に表示されているのは、私のiPhone5Sで、iOS 10.0.1が入っているものです。
6 ドキュメント
XamainのiOS 10用のドキュメントは、下記にあります。
https://developer.xamarin.com/guides/ios/platform_features/introduction-to-ios10/
今年は、Apple のドキュメントも結構読んだと思うのですが、主要な部分に関しては、引けを取らないぐらいの充実ぶりです。 正直な所、Appleのドキュメントで分からなかった所が、こっちで理解できたりした部分もありました。
7 サンプルコード
まだ、少しですが、iOSのサンプルも有ります。
https://developer.xamarin.com/samples/ios/iOS10/
試しに１つサンプルプログラムをコンパイルしてみました。
下記は、iOS 10の新機能である、Speech Recognitionのサンプルですが、Appleで公開されているサンプルSpeakToMe: Using Speech Recognition with AVAudioEngineをC#に書き換えたもののようです。
下記は、実機で動作している様子です。 私の"Good morning"を聞き取ってくれてます！「実は、今、深夜ですけど・・・」
8 最後に
今回は、Xamarin.iOSのベータで、iSO 10のコンパイルを試してみました。 今年も、iOS 10の公開と同時に、非常に完成度の高いXamarin.iOSが提供されそうな予感がします。
iOS 10の新機能を、C#でも読めて、ちょっと嬉しいです。
９ 参考リンク
Introduction to iOS 10
https://developer.xamarin.com/samples/ios/iOS10/
Xamarin記事一覧（SAPPOROWORKSの覚書）
[Developers.IO] Xamarinシリーズ