【書籍制作ワークフロー】ReVIEW入門 #00 – (電子)書籍はじめたい

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個人的なことですが、iPad mini Retina を発売と同時に購入しました。スマホは iPhone 3GS の頃より使い続けていますが、タブレットを入手したのは今回が初めてです。7inch 台のタブレットがずっと欲しくて、Galaxy Tab 7.0 くらいの頃から買い時を伺っていたのですが、それから2年以上経ってようやく僕もタブレット・オーナーの仲間入りです。

主に昔好きだったコミックス、小説等に加えて Web 系の技術書を読むことに主眼を置いた電子書籍リーダーとして購入したわけです。

で、AmazonのKindle ストアを色々と眺めていると、紙の書籍が電子化されたタイトルに加えて個人が自主制作した電子書籍というのが目につきました。

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なるほど、紙を使わない電子データだから印刷等のコストがかからず、コンテンツさえ持っていればほぼコスト0で書籍が出版出来てしまう訳です。アマチュアによる出版なんてせいぜい同人誌程度かと思ったら、こんなに手軽にしかも大規模に展開できるようになっていたんですね。

電子書籍の形式について

電子書籍と言っても、何か特別な形式があるというわけではありません。かつては各メーカーが自社の電子書籍リーダーに特化した形式というのを設けて規格の乱立が起きていたようですが、現在は PDF や ePUB が主要な形式として広く浸透しており、これらが事実上の標準規格と考えて良さそうです。

一方の Kindle ストアで販売されている電子書籍ですが、これは Kindle 形式という Amazon 独自の形式で配布されています。しかしこれも Microsoft Word、HTML、ePUB といった既存の形式を Kindle ストア側で変換したものであるので、制作にあたっての制限は実質無いと言えるでしょう。

どうやって作るか

電子版を含む書籍を作るにあたって、どのような方法があるか考えてみます。代表的な手法として以下のものが挙げられるでしょう。

これらに共通して言えるのは、コンテンツと組版(デザイン)を一括して作成するという事です。つまり執筆者が複数人いる場合は、組版のフォーマットをキッチリと揃える必要があります。しかしこれでは執筆者は組版にばかり意識が向かってしまって、肝心のコンテンツに注力出来ないといった障壁が発生してしまい現実的ではありません。組版後にコンテンツの修正が発生しようものなら、膨大な時間がかかってしまうことでしょう。また苦労の末原稿が完成したとしても、それは単一のフォーマットであるために後から横展開するといったことが困難です。

もっと効率よく作りたい

Web ページの HTML と CSS の様にコンテンツと組版を完全に切り分けることが必要です。そうすれば執筆者が複数人いても彼らはコンテンツを執筆することにのみ集中でき、組版は別のデザイナーが後から好きなようにやることが出来ます。後からの変更にも柔軟に対応することが出来ます。そこで登場するのが ReVIEW な訳です。

きっかけは夏のコミケ(?)

Effective Android - Cover

僕は実際に行ってないので詳しいことはよく知りませんが、2013年の夏コミにて一冊の Android 技術書が販売されました。弊社 Android エンジニアの小室がコレを入手した訳ですが *1、薄い本と揶揄される同人誌のイメージに反して184ページという脅威のボリューム。そして20人以上の執筆者という大所帯で書かれていながら綺麗に統一された組版となっており、一般の書店で売られている技術書と比べても見劣りしない見事な出来でした。

後に以下のスライドを見て、この本は ReVIEW というワークフローで制作されたことを知りました。


何だかこれは面白そうです。(電子)書籍。はじめてみたくなりました。

脚注

  1. 実際にコミケ会場に出張って購入したのはたいが氏らしいですけど。