Windows 環境でMiddlemanを動かす
はじめに
弊社ブログの中でMiddlemanがWindowsで動かないといった記載があったので、 その検証と対応を行ったといった内容になります。
結果としては以下の方法で動かすことが可能でした。
- JRubyを用いてmiddlemanを動かす。
- Rubyにdevkitを入れ、Middlemanを動かす。
手順
JRubyを用いてMiddlemanを動かす。
JRubyをインストールする。
最新のJRuby(1.7.12)のWindows向けのインストーラーがあるので、下記のリンクよりダウンロードします。
なお、動作にはJREが必要なため、別途インストールするもしくは JRE付きのインストーラーを用いて インストールする必要があります。
Middlemanをインストールします。
以降の手順については、 Middleman導入の記事を参照に進めていくことで可能です。
Rubyにdevkitを入れ、Middlemanを動かす。
rubyをインストールします。
さまざまなrubyがインターネット上にありますが Devkitのインストールの都合上、 RubyInstaller for WindowsにあるRubyを用います。
Rubyをインストールします。その際、Rubyを配置するディレクトリにスペースを含まないように注意します。
インストールしたbinディレクトリに対してPathを通します。 なお、上記はインストーラーを用いることで自動に行うことができます。
Devkit(Development Kit)をインストールします。
使用するRubyと対応するDevkitをインストールします。 Devkitのインストール方法に関してはいろんなところに 記載されている例を参照してください。
手順の概要としては以下のとおりです。
- devkitを展開したフォルダ移動し、ruby dk.rb initを実行する。
- devkitを展開したフォルダに作られたconfig.yml にインストールしたrubyのパスを記載する。
- ruby dk.rb installを実行する。
Middlemanをインストールします。
以降の手順については、 Middleman導入の記事を参照に進めていくことで可能です。
まとめ
Rubyといえば、Ruby on Railsといった印象が強いですが、 それ以外にも今回紹介したMiddlemanやCompass等Web開発を支援する様々なツールが存在します。
それらのツールをWindows環境で動かす際に、動かないから仮想マシンを立ち上げてとやる前に、 この記事に記載された内容を試していただければと思います。