Tableau Desktopから抽出へのアクセス ー Tableau Desktop再入門

2022.09.08

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こんにちは、スズです。

Tableau Desktop再入門シリーズ、今回はTableau Desktopから抽出へのアクセスについてご紹介します。

執筆環境

本記事は以下の環境で執筆しています。

  • Tableau Desktop 2022.2
  • Windows 10 Pro

抽出したファイルに直接アクセスすると

データソースから作成した抽出は、ローカルにファイル(.hyperファイル)として保存されます。抽出ファイルにTableau Desktopで直接アクセスしてデータを使うことも可能ですが、この場合は抽出を更新できないという点にご注意ください。

以下の画像では、データソースとしてExcelファイルに接続したのち、抽出を作成しました。画面右上の[接続]では[抽出]が選択されている状態になっています。またデータソースはExcelファイルですので、画面左側にはデータソースとなるExcelファイルや、Excelファイルが持つシート名が表示されています。

Tableau Desktopから抽出で作成した.hyperファイルに接続した場合、画面右上の[接続]は[ライブ]になっています。.hyperファイル自体がデータソースとなっているため、Excelファイルとの関連付けの情報は失われており、再度関連付けることもできません。この状態では、Excelファイルのデータが更新されても抽出を更新することはできません。

データソースとの関連付けの維持

データソースとの関連付けを維持するには、抽出を作成したのち、ワークブック(.twbファイル)を保存することで対応できます。

抽出を作成したのち[ファイル] → [保存]でワークブックを保存します。保存したワークブックを開くと、画面右上の[接続]は[抽出]になっています。また、画面左側にはデータソースとなっているExcelファイルが表示されており、データソースとの関連付けが維持されています。

抽出に接続したワークブック

データソースからデータを抽出したファイル(.hyperファイル)と、抽出に接続しているワークブック(.twbファイル)は別々のファイルです。ワークブックで抽出に接続しているにも関わらず、参照先の.hyperファイルが削除されたり、ファイルパスが変更された場合、ワークブックからは抽出が参照できない状態になります。ワークブックから抽出が参照できない状態でワークブックを開き使用しようとすると、「抽出が見つかりません」というウィンドウが表示されます。このウィンドウから抽出のファイルパスを再設定することや、抽出を再作成することができます。

最後に

Tableau Desktopから抽出へのアクセスについてご紹介しました。

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