Amazon Lumberyard クイックスタート #4 Terrain の作成

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Amazon Lumberyard Quick Start

先日発表されたばかりの、 Amazon 製のゲーム開発ツール Amazon Lumberyard (以下、Lumberyard)。

本ブログでは、Amazon GameDev Tutorials で公開されている Quick Start Reference に沿って、Lumberyard に触れております。

  1. Level の作成
  2. カメラの位置の調整
  3. Lumberyard オブジェクト
  4. Terrain の作成 (今回)
  5. 光源の配置
  6. ゲーム・スクリプティング

今回は「Terrain の作成」です。

Terrain とは

第一回「Level の作成」でも(非常に簡単に)触れましたが、Terrain は 地形 のことです。Level に対して、複数の Terrain を配置したり、編集したりすることができます。

今回は、これまで作成してきた Level に地形を与えます。

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Terrain の編集画面を開く

Terrain の配置及び編集には「Terrain Textures Layers Editor」と「Material Editor」の2つの画面を使います。Terrain をレイヤー構成で管理しつつ、Material (素材)を選んで Terrain のテクスチャーを作ります。

Terrain Textures Layers Editor

まずは「Terrain Textures Layers Editor」を表示しましょう。「Editor toolbar」 からアイコンをクリックする方法が一番簡単です。アイコン多いですが、デフォルトの配置で下段の右から7番目です。

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「Terrain Textures Layers Editor」は、下図のような画面構成になっています。

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  1. Layer Tasks : レイヤーの追加、削除、並び替え
  2. Layer Info : 選択中のレイヤーの情報を表示
  3. Layer Texture : 選択中のレイヤーのテクスチャーのスウォッチ
  4. Options : レイヤー一覧に関するオプション

Material Editor

次に「Material Editor」を表示しましょう。「Editor toolbar」 からアイコンをクリックする方法が一番簡単です。アイコン多いですが、デフォルトの配置で下段の左から5番目です。

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「Material Editor」は、下図のような画面構成になっています。

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  1. Editor toolbar : Material の反映、削除、保存、作成
  2. Material preview : 選択中の Material のプレビュー
  3. Material folder directory : 利用可能な Material 一覧
  4. Material properties and settings : Material のパラメータの定義

Terrain を配置する

今回は2つのレイヤーを Terrain に配置します。1つは「丘」などがあるレイヤー 、もう一つは「泥」を表現するレイヤーです。

「Terrain Textures Layers Editor」の「Layer Tasks」に表示されている「Add Layer」を2回クリックします。

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2つのレイヤーが作成され、合計3つになりました。

レイヤー名は「NewLayer」となっていますが、ここをダブルクリックすると編集できます。1つ目を「grass」、2つ目を「dirt」としましょう。

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2つのレイヤーにテクスチャーを与えていきます。まず「grass」をクリックして選択します。

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選択した状態で、「Material Editor」を操作します。一覧から materials/gettingstartedmaterials/gs_grass_01 を選択します。

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Material を選択した状態で、また「Terrain Textures Layers Editor」に戻ります。「Layer Tasks」の「Assign Material」をクリックします。こうすることで 選択中のレイヤーに選択中の Material が適用されます。

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次は「dirt」を編集します。「dirt」をクリックし、「Material Editor」の一覧から、今度は materials/gettingstartedmaterials/gs_ground_01 を選択します。

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この状態で、先ほどと同様に「Terrain Textures Layers Editor」に戻り「Layer Tasks」の「Assign Material」をクリックします。

ここまでの設定で、「Perspective Viewport」(3D の画面)の地面が市松模様から変わっていることが確認できると思います。クリーム色っぽいですが、真っ白な地面が光源によって変わって見えている状態です。

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ここまででレイヤーの作成及び Material の適用は終わりです。「Terrain Textures Layers Editor」と「Material Editor」は閉じます。

レイヤーを塗る

次に、作成した2つのレイヤーを塗っていきます。

まずは「grass」を塗ります。「Rollup Bar」(右側の画面)の「Terrain」タブ(左から2番目)を選び、「Layer Painter」をクリックします。そして、一番下にあるレイヤー一覧から「grass」を選択します。この状態で「Color」をクリックします。

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カラーパレットが表示されるので、次の設定にします。

  • R : 145
  • G : 180
  • B : 75

カラーパレットを閉じ、「Flood」をクリックします。すると、大地が緑になります。

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次に「dirt」を塗ります。今度は全体を塗るのではなく、ブラシでちょこちょこ塗っていきます。

レイヤーから「dirt」を選び、先ほどと同様の操作で「Color」をクリックしてカラーパレットを開きます。

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「dirt」は、次の設定にします。

  • R : 115
  • G : 95
  • B : 50

先ほどは「Flood」をクリックしましたが、これは全体を塗る場合なので今回は使いません。上部の「Brush Settings」でブラシの設定を行います。「Radius」を 2 に、「Hardness」を 0.5 にします。

この状態で「Perspective Viewport」の地面をクリックすると、色が塗れます。重ねていけば重ねていくほど濃くなります。

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これで塗りの一通りの操作が終わりました。レイヤーを塗るには、塗りつぶすか徐々に塗っていくか、どちらかの方法を選択します。

Terrain の形状を変える

次に、Terrain の形状を変えてみましょう。今回は Terrain を膨らませることで「丘」を作ってみます。

形状の変更もブラシ形式、つまり Terrain をクリックして作っていきます。

ブラシの設定

ブラシの設定では、次のような項目を設定できます。

  • Flatten: 地形を指定した高さに平らに変更する
  • Smooth: 地形を滑らかに変更する
  • Rise/Lower: ブラシのサイズに基づいて上げる/下げる
  • Pick Height: 指定の位置の高さに基づいて変更する
  • Outside Radius: ブラシの大きさ
  • Inside Radius: ブラシの半径に対する丸み
  • Hardness: ブラシの硬さ
  • Height: 1クリックで変更する高さ

ノイズの設定

ノイズの設定も行えます。ノイズは、変更に対してどれほどのノイズ (揺らぎのようなもの) を入れるか設定できます。次のような項目を設定できます。

  • Scale : ノイズ効果の強さ (大きいほど強いノイズが入る)
  • Frequency : ノイズ効果を与える頻度 (大きいほど沢山のノイズが入る)

「丘」を作る

次の手順で、「丘」を作っていきましょう。「Rollup Bar」の「Terrain」タブが表示されている状態で、「Modify」をクリックします。

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ブラシは次のように設定します。

  1. 「Rise/Lower」をクリックする
  2. 「Outside Radius」を 25 に設定する
  3. 「Inside Radius」を 1 に設定する
  4. 「Hardness」を 0.25 に設定する
  5. 「Height」を 3 に設定する

設定が終わったら「Perspective Viewport」の Terrain をぽちぽちクリックしていきながら、気が済むまで丘を作っていきます。

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ゴルフ場みたいになりました。

まとめ

今回は地面を膨らませましたが、もちろん凹ませたり坂を表現することも可能です。ちなみにゲームモードに切り替えて、キャラクターを丘の上に移動させると、もちろん滑っていきます。ぜひ試してみてください。

次回は「光源の配置」について解説します。

参考

AWS Cloud Roadshow 2017 福岡