参加者から見たキーノート 2016 #wwdc

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はじめに

2016/06/13 10:00(サンフランシスコ現地時間)から、WWDCのキーノートが、Bill Graham Civic Auditoriumで開かれました。

例年、新しいOSの新機能についての発表や、MacやiPhone等の新ハードがこのイベントで発表されてきました。

この記事では、参加者の目線でキーノートイベントを振り返ります。

会場へ向かう

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朝、日本人の皆さんと一緒に、会場に向かいました。

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キーノート開始の2時間以上前に開場前に到着しました。既に長い行列ができていました!

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開場前では、ドーナツ系の甘いお菓子や、コーヒー・ジュースなどが配られていました。

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スタッフの方に勧められて、在庫が残り僅かになっていた野菜ジュースをゲットしました!おいしかったです!

開発者インタビュー

会場へ向かう列の中では、ふだん出会うことのない遠くはなれた国の開発者同士、コミュニケーションがいたるところで生まれていました。私も、思い切って、近くに並んでいる方にインタビューをさせていただきました!

Giovanni Simonicca (イタリア在住)

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ー 自己紹介をお願いします。

Giovanni: 友達と会社をやってまして、そこでメールクライアントを3年ほど作っています。

ー すごいですね!アプリを見せていただくことは出来ますか?

Giovanni: はい、もちろん。

※ご紹介いただいたのはこちらのメールクライアントアプリです。 Airmail - Lightning Fast Mail Client for Mac and iPhone

ー キーノートで発表されるビッグニュースはどんなものになると思われますか?

Giovanni: Siri API だと思います *1。アプリとうまく連携して使える様になると思います。アプリに対して直接語りかけることができるようになったり。 あとは、(記事等で)読んだのは、App Store での広告ですね。広告ワードを買うことができるようになる。それから、サブスクリプションが変わる *2のではないかと思います。無料で買ってもらって、(どんなアプリでも)あとからサブスクリプションに入ってもらうという形を取ることができるようになります。

ー 素晴らしいですよね!

Giovanni: はい、多分それらが実現するのではないでしょうか。他に、ディベロッパーが一番興味を持つものとして、ラボがあります。ラボに行けばAppleのエンジニアと話が出来ます。

ー どのラボに行こうと計画されていますか?

Giovanni: デザイン系のラボにできれば行ってみたいです。あとはXcodeのラボですね。ビルド時間の短縮をしたいのです。

ー ありがとうございました!

キーノート会場の様子と感想

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発表された内容については、以下の記事等をご参照下さい。 WWDC 2016 キーノートまとめ | Developers.IO

キーノート後に開発者の方々とランチを取りました。そこで話し合われた内容は、主に以下の様なものでした。

  • 「正直、期待したほどの内容はなかった」
  • 「OS自体の発表は少なかったね」
  • 「ユニバーサルクリップボードは良さそうだね」
  • 「(ランチ後に開かれる予定だった)Platforms State of the Union も大事だよ!」

私の当時の感想としては、もっと多くの発表がされることを予想していたので、発表内容が少ないように思えました。しかし、Platforms State of the Union では、デバッグツールの改良が施されるなど、開発者にとっての朗報がありました。WWDCに4回来ている方の意見でしたが、まさにランチで話していたとおり、「Platforms State of the Union も大事」だと実感しました。

脚注

  1. キーノートで実際に発表されました。 https://developer.apple.com/sirikit/
  2. フィル・シラー氏の話として、どのジャンルのアプリでもサブスクリプション課金が行えるようになると林信行さんの記事 http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1606/09/news057.html でも伝えられています。