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WWDC 2016 キーノートまとめ

2016.06.14

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WWDC 2016

今年もAppleが主催するWWDCが、2016年6月14日 午前2時(現地時間では6月13日 午前10時)に開催されました。
毎年、新製品や新技術の発表が行われます。昨年はSwift2.0が、開発者にとっては一番のニュースだったのではないでしょうか。
今年の参加者は5000人74カ国。70%は初めて参加される方。
最も若い参加者はなんと9歳!

それでは、今年はどんな発表があったのか、振り返ってみましょう。

watchOS

  • watchOS3ではBackgroundで起動が可能になったことにより約7倍速く
  • Dockを用意し素早くアクセス可能になる
  • 返信にスマートリプライ機能、手書き機能を追加
    • 手書き機能は、英語と中国語に対応
  • Activityをwatchで確認可能に
  • 救急サービスへの連絡機能
    • 他の国にいても、自動的にその国に合わせてwatchが判断
  • Activityの共有機能を追加
    • サードパーティアプリでも可能
    • 直接メッセージを送ることが可能(音声も可能)
    • 車いすの方の運動パターンを解析し利用可能に
  • 新アプリ Breathe
    • 定期的に深呼吸するよう通知が来るアプリ
    • 実施結果も見ることができる
  • ApplePayを単独で利用可能に

tvOS

  • 1300チャンネル
  • 6000本のアプリ
  • 複数のTVを4つ同時に表示可能
  • リモート・コントロール
    • siri対応のリモート・コントロールが可能に
    • iPhoneのキーボードを使って文字も入力可能
  • AppleTVで1回認証を行えばすべての生放送で利用可能に
  • ダークモードに対応
  • iPhoneで選びダンロードも可能

OS X(macOS)

  • 15年間利用してきた名前を他のOSと合わせ、macOSに
  • バージョン名はSierra(シエラ)

  • デバイス間を結ぶ機能を強化

    • オートアンロック機能
    • AppleWatchで認証可能に
  • ユニバーサルクリップボード
    • デバイス間で簡単に画像、ビデオなども共有可能
  • iCloudでデスクトップの共有が可能に
    • 古いドキュメント、ブラウザのキャシュなどを自動処理で空き容量を増やしてくれる
  • ApplePayをmacOSに導入
    • Webに対応、iOSのTouchIDを利用して認証が可能
  • Tab
    • 複数ウインドウをまとめる機能。個別に実装することなく全てのアプリケーションで利用可能に
  • Picture in Picture
    • 他の操作をしながら動画を見ることが可能に
  • siri
    • ファイル検索に利用できる
    • 検索結果をPIN留めして通知センターに加える事が可能
    • 検索結果をドラッグアンドドロップでプレゼンテーションに加えたりできる
    • siriでメールを送ることも可能

iOS

  • UXの向上
    • 傾けるとスリープから起動
    • 通知から3DTouchで詳細を見ることが可能
      • ロックスクリーンのまま操作可能
      • サードパーティでも可能
    • コントロールセンターを新しく
      • 新しい音楽用のコントローラー
      • スワイプでカメラ機能を起動可能
  • siri
    • siriをデベロッパーに開放
  • QuickType
    • ディープラーニングを用いた文脈を予測
  • 写真
    • iCloudで共有
    • iPhoneのデバイスの中で顔認識を行う
    • 写真の画像を識別して場所を特定する
    • Memories
      • 自動的にレイアウトした動画などを作成
  • Map
    • 新しい地図に変更
    • スケジュールなどを認識してお知らせ
    • 渋滞情報を搭載
    • 周辺検索機能
    • 機能拡張のAPIを提供
      • 例えばUberの乗車予約機能が地図アプリ上に提供
  • Music
    • デザインを新しく
    • 簡単に使えるように
  • News
    • 2000社に増えた
    • 新しいデザイン
    • 購読機能を追加
  • HomeKit
    • Homeアプリを提供
      • モードにより、カーテンの開け閉め、証明の調整などを自動で可能
      • コントロールセンターからも操作可能
      • 対応していれば、訪問者を見ることも可能
      • AppleTVを利用して外出先からiPhoneで家電をコントロールもできる
  • 電話
    • 留守番電話の内容をテキスト変換
    • 留守電のスパムを自動認識する
    • VoIP API の提供
    • 職場への電話をiPhoneで受けることができる
  • Message
    • リッチリンク機能
      • インラインでビデオや写真を表示可能
    • メッセージアプリ内から写真を撮影可能
    • 絵文字の3倍拡大機能
    • 絵文字の予測機能
      • 候補の絵文字を後から変換できるように
    • 吹き出しに効果を加えることが可能
    • 指でこすらないと見えない文字や画像を送ることが可能に
    • 手書きを認識して送ることが可能に
    • 全画面を使った効果も可能に

    • messageのAPIを提供

      • ドロワーに加える事が可能に
      • ステッカーを加える事が可能に

swift

  • 10万のアプリがswiftで開発されている
  • githubで1位の言語

  • iPadで Swift Playground for iPad という学習アプリを提供

    • たくさんの雛形を用意
    • プログラミングの考え方を学べる
    • 上級プログラミング用もある
    • 2016年秋に公開予定

まとめ

今年も、予想されていたものから、そうでないものまで、いろいろな新機能の発表がありました。
個人的には、アプリ間をまたがずに操作できるようになった。というのが今回の大きな話かなと考えていますが、実際は操作が複雑になったりするのではないかと、思ったりもしています。
また、「Swift Playground」は是非子供にやらせてみたいと思います。

さて、今後のWWDCについては、弊社メンバーが二人参加していますので、毎日のレポートをお楽しみに!