[Xcode][iOS] 有料ライセンスなしでの実機インストール 全工程解説!

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はじめに

こんばんは!タミー・トッキーこと田宮です!

Facebook で以下の記事を知り、イングリッシュネームつけてみました!!(都元ダイスケさんありがとうございます!)

日本人も英語名(イングリッシュネーム)を持ってみよう、色々と捗るぞ - せまひろかん

さて、Xcode 7 から無料で実機にアプリをインストール出来るようになりました。

Apple Developer Program に加入している方は特に使わない機能であり、iOS 開発者は普段なかなかこの機能に触れる機会が無いと思います。

一方で、アプリの開発をこれから始めようとしている人にとって、実機で動かす = お金を払うだと敷居が高かった気がします。そうした人たちにとっては朗報だと思います。

周りでそうした人がいたら、これからご紹介する方法で実際に iPhone や iPad 上でアプリが動いている感動を伝えてあげることができると思います。

では、早速行ってみましょう!

目次

0. 有料ライセンス持ってるけど、試したい場合

1. プロジェクト作成

2. 実機を選択して Run

3. Fix Issue

4. Xcode 上で Apple ID 作成

5. メールでアカウントをverify

6. Xcode 上で Apple ID を追加

7. iOS Development (Signing Identities) をCreate

8. 再び Run して Fix issue

9. 実機の設定アプリで 開発元を信頼

10. 成功

0. 有料ライセンス持ってるけど、試したい場合

すでに 有料ライセンス(Apple Developer Program)に紐づく Apple ID が Xcode に登録されていて、今回の記事の内容を試したい方のなかで、特に、Apple Developer Program に加入していない方と同じ環境で試したいという方は、本項目番号0に沿って準備し、Apple Developer Program に紐づく情報を消去した環境にしてみてください。

※開発に支障を来す恐れがあるため、内容を理解された上で、自己責任にてお願いします。また、実際に試しましたが、成功しないパターンもあるようなので、ご了承下さい。

i. 既存のプロビジョニングプロファイルを別の場所へ退避

今回の工程の中で、実機で動かすためのプロビジョニングプロファイルが自動生成されます。ですが、既存のプロファイルがあると、Xcode上で埋もれて見つけにくくなってしまったりします

貼り付けた画像_2016_04_08_16_00

ユーザー名/ライブラリ/MobileDevice/Provisioning Profiles 以下の mobileprovision拡張子のつくファイルを全て別の場所に退避。

この操作の最中に Xcode が落ちるかもしれませんが、その場合は再度起動してください。

code_signing

コレで、Xcode の Build Setting > Code Signing > Provisioning Profile のプルダウンをクリックしても、プロビジョニングプロファイルが出てこなくなりました。

これらのファイルは、ローカルに残っていない場合でも、以下の操作で一括で再取り込みする事ができます。

  • Xcode 設定ウインドウの Accountsで、任意のチーム を選択し
  • View Details をクリックすると表示される画面で、Download All クリック

ii. キーチェーンで開発証明書を書き出し、消去

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キーチェーンにて、開発証明書を P12ファイルとして書き出してローカルに保存し、キーチェーン上のものは削除しましょう。

後から証明書を復活させたいときは、P12ファイルをダブルクリックし、書き出し時に指定したパスワードを入力すると、元の通りになります。

これで、証明書が Xcode に認識されることはなくなりました。

iii. 再起動

念のため、Xcode を再起動しましょう。

ここまでのプロセスで、Apple Developer Program に紐付いた Apple ID を Xcode 上で使えない状態になり、ライセンスを取得していない人と同じ条件になったと思います。

1. プロジェクト作成

適当なプロジェクトを作成します。

今回は、画面中央に文字が表示されるだけのシンプルな物を作りました。

2. 実機を選択して Run

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iPhone または iPad を Mac に接続します。

このコンピュータを信頼しますか?

デバイス上にこのように表示されたら、信頼を選択しましょう。

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Xcode で実行環境をそのデバイスに指定し、Run(ビルドして実行)します。

3. Fix Issue

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すると、画面上にメッセージが表示され、Fix Issueというボタンが表示されます。コレをクリック。

4. Xcode 上で Apple ID 作成

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すると、解決策が提示されます。今回は、Addをクリック。

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Apple ID の入力画面が表示されます。すでにお持ちの方は、ここでアカウント情報を入力します。

※ 今回は、有料ライセンスなしでの実機動作を試すのが目的なので、Apple Developer Program に紐付いていないアカウントを使いましょう。

もし、上記のような Apple ID がない場合、Create Apple IDをクリックします。

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Apple ID を作成するモードに入ります。幾つかの情報を記入すると、最後にこの画面が表示されます。メールでの本人確認のお知らせです。

5. メールでアカウントをverify

この段階では、まだ Apple ID を開発に使用することはできません。本人確認を済ませましょう。

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届いたメールを確認し、今すぐ確認 >をクリック。開いたWebページで、作成した Apple ID と パスワード を入力すれば、本人確認は完了し、Apple ID を使えるようになります。

6. Xcode 上で Apple ID を追加

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設定ウインドウ > Accounts で、左下の +ボタンをクリック。つづいて、Add Apple ID…をクリック。

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アカウント情報を入力。Sign Inをクリックします。

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すると、新しく項目が追加されます。

7. iOS Development (Signing Identities) をCreate

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続いてウインドウ右下のView Details…をクリックします

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iOS Development右のCreateをクリック。

これで、開発証明書がキーチェーンに追加されました。

8. 再び Run して Fix issue

設定ウインドウを閉じ、再び実機向けに Run してみます。

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Fix Issueをクリックします。

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作った Apple ID に紐づく Personal Team を選択して Choose をクリックします。

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すると、実機側のホーム画面上にアプリアイコンが表示されます。

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しかし、実行されず、Xcode の画面上では、上のようなエラーが表示されます。

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この段階で、ホーム画面上のアプリアイコンをタップすると、信頼されていない開発元というタイトルのアラートが表示され、解決手順が表示されます。

9. 実機の設定アプリで 開発元を信頼

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iOSデバイスの設定アプリで、一般 > プロファイルとデバイス管理 と入り、デベロッパAPP欄を見ると、作成した Apple ID が見つかります。コレをタップ。

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続く遷移先画面で、青い文字で Apple ID が表示されている部分をクリック。

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ウインドウが表示されるので、信頼をクリックします。

10. 成功

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これで、アプリをホーム画面でタップすれば起動するようになりました。もちろん Xcode で Run した際も、シームレスにアプリがインストールされ、起動します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回のフィーチャーは Xcode 7 から導入されました。ローカルでアプリを動かす分には、Apple Developer Program に加入する必要がなくなりました。これから開発環境を整える方にとっては、グッとその敷居が低くなったと思います。

シミュレータと実機では、挙動も違いますし、各種センサーをつかえるのは実機のみです。また何より、実機でアプリが動いた時の感動は筆舌に尽くしがたいものがあります。

iPhone と Mac を持っていて、アプリを作りたい、というかたは、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか!

そして、アプリを世の中に出したいと思ったら、有料ライセンスに加入すれば良いと思います。

ではまた!