散歩してたら火事を見つけた!そのとき心がけておきたいこと

2021.09.08

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

~ドラゴンクエストウォークの夏のイベントが終わり、レアモン確変発生中のとある週末のお話~

午前中はゆっくり過ごし、11時過ぎに家族3人でレアモンを捕獲しながら遅めのランチに出かけました。ドラゴンクエストウォークというゲームアプリのマップを見ながら気の向くままの散歩なので、どの道を通ったかはあまり覚えていません。

普段は通らない住宅地の一角に入ったとき、焦げくさい嫌な臭いに気づきました。キャンプで嗅ぎなれた枯れ木が不完全燃焼しているときの臭いです。

どこかで焚火でもしているのかと少し注意しながらT字路を左に曲がった際、風上から風下に向けて流れる白い煙を確認できました。

煙の出元を確認すると、知らない誰かの自宅の庭で枯木から煙が上がっているのが確認できたので、注意を促そうとインターフォンを押しましたが、誰も出ませんでした。

炎は見えていませんが、風が強いので火事になってはいけないと不安になり、110番に電話しました。

上記は私が実際に消防の方にお話しした顛末です。(ただしプライバシーに関わる部分は省略しています。)

この夏、半世紀近く生きてて初めて火事の第一発見者になるという経験をしましたので、万が一、皆さんが火事の第一発見者になったときに心がけておきたいことについてまとめます。

緊急通報するときに気を付けたいこと

緊急通報は事件や事故なら110番、火事なら119番に通報するかと思います。私の場合は火事だったのですが、まだ炎が見えない初期段階でしたので110番に通報しました。
最終的に消防にも連絡が行ったので最初から119番でもよかったかなと思っています。

通報すると、

  • 何が起きているのか
  • 現地の住所
  • マンション名・表札の確認

などについて質問を受けます。現地の住所は電柱や自動販売機などに記載されていますので、慌てて通報する前に落ち着いて周辺を確認し、伝えるべきことを頭の中で確認してから通報しましょう。

また、通報すると「担当者が現地に到着するまでその場で待っていてほしい」とお願いされます。現地でヒアリングを受けますが、可能であればその後の予定をキャンセルすることをおすすめします。

現地でのヒアリング

煙の様子を見ながら現地で待っていると、消防車3台と警察官数人が到着しました。狭い路地にサイレンを鳴らしながら消防車3台が到着したときは「エライことになった」と怖くなりましたが、「もし出火してた場合は消防車10台くらい来ますよ」と後日消防の方に教えていただきました。

現地では警察の方と消防の方の両方から、

  • 氏名
  • 住所
  • 連絡先
  • 職業
  • 現地にいた理由
  • 火災発見時の状況

などについて、任意で質問を受けました。最後に「可能であれば後日改めて話を聞かせてほしい」と相談を受けましたので、ヒアリングに対応をする承諾をしました。

消防署でのヒアリング(後日)

通報から数日後、消防署に訪問してヒアリングを受けました。在宅勤務なので自宅でも対応できますよと伝えたところ、「消防車で伺っても大丈夫ですか?」と聞かれたので丁重にお断りしました。

消防の方は、通報当日話した内容について確認をしながらヒアリングを行いますので、一つ一つの質問に回答をしていきます。時間がたつと記憶が曖昧になるので、

  • その場に居合わせた家族や知人がいれば、当時の状況について話し合う
  • プライバシーに配慮しながら火災の状況などを写真や動画に記録しておく

などの対応を行うことで、より正確な回答をするのに役立ちます。

私の場合は火災場所が知らないお宅の庭だったので記録に残さなかったのですが、火災発生時の写真や動画は発生原因の特定につながる場合があるとのお話でしたので、記録を残したほうがよさそうです。(いたずらにSNSなどに投稿するのはやめましょう)

ヒアリングの際には通報時間の確認も行います。多くのスマートフォンはNITZ(Network Identity and Time Zone)に対応しており、基地局経由で自動的に時刻合わせをしてくれるので発信時刻は容易に確認できますが、固定電話などから通報する場合は通報時刻をメモしておくことをおすすめします。

道順を正しく覚えてなかった理由について消防の方に聞かれたので、正直に「ドラゴンクエストウォークというゲームアプリを家族でやってました。」と説明したところ、「あー、週末はレアモン確変でしたねw」と仰ってて、思わずフレンド申請しそうになりました。

質問調書作成後の確認

消防署でのヒアリングから数日後、質問調書が作成出来たら再度消防署に訪問して調書の内容に間違いがないかを確認します。内容の確認だけなので、私の場合は30分程度で終了となりました。

まとめ

せっかくの機会なので、もし火災を見つけた時にどうするべきだったのかを消防の方に質問しました。手に負えない場合は通報するのが大前提ですが、以下の点を心掛けてほしいというお話でした。

  1. まずは身の安全を確保する(これが一番大事!)
  2. 可能であれば消火する
  3. 周りの方に声をかける

大事に至らなくてよかったですが、火事は本当に怖いので皆さん気を付けましょうね。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。