Amazon SES:同一ドメイン名で複数のアカウント利用に対応する(Domain verification record setの複数登録)

2014.01.09

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

小ネタです。

ユースケース

Amazon SESを利用する際、verificationの情報を生成し、DNSに登録する必要が出て来ます。所定の作業を進め、AWS側で自動生成された値を登録(そして内容確認作業の為しばし待つ)する訳なのですが、仮にこの情報が複数発生するような場合はどうしましょう?というのがこのエントリのテーマです。

ケースとしては、以下の様な『検証環境と本番環境で同一ドメインを使い、SESもそのドメインで登録・利用を行う』場合等が当てはまるでしょうか。あるドメインを以って1つ目の環境(検証環境)でSESを登録しており、その後に同じドメインで2つ目環境(本番環境)でもSESを使いたい、というようなケースです。そもそも『(1つ目のSES登録の際に)ドメイン分けておけば良いのでは』という事にもなりますが、環境や状況によってはそうも行かないようなケースもあるでしょう。

対応方法

対応方法は至極シンプルです。既存の設定内容に対し、"Value"に相当する内容を、改行を含めて設定追加を行うだけ。この内容で保存を行い、しばらく待ってverificationが完了すれば利用出来るようになります。

ses_verification_duplicate

画像がモザイクばっかりなので、別途イメージしやすくなるように表形式に起こしてみました。

Name Type Value
_amazonses.(ドメイン名) TXT "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx=" "yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy="

まとめ

以上、なんてこと無い情報でしたが、AWSのドキュメントをざっと確認してみたところ無さそうだったので備忘録として起こしてみました。そういう使い方も問題無く行けますよという事で何らかのお役に立てれば幸いです。