JAWS-UGコンテナ支部 #4に参加してきた #jawsug #jawsug_ct

2016.02.08

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コンニチハ、千葉です。

JAWS-UGコンテナ支部 #4に参加してきました!

場所は、株式会社サイバーエージェントさんのセミナールームをおかりしました!!100人でも余裕のスペースで、スクリーンも3つあり、どの席に座っても見やすかったです。

それでは、レポートをお送りします!

「好きです ECR (仮)」 @orih_y さん

そもそもECRをなぜ作ったのか?というところからECRと、自前で用意するDockerレポジトリの違い等についてのお話でした。

ECRとは?

  • プライベートなイメージを置く場所が欲しかったのでサービス化した
  • ECRとは、フルマネージドなDockerレジストリ
  • デフォルトでHTTPSなのでセキュリティも高い!
  • IAMでpullやpushのアクセスを制御できる
  • バックエンドはS3なので可用性、堅牢性ともに高い

ECRとDocker Registryの違い!

  • ECRの場合はタグ名で、ECRのエンドポイントを指定する(タグ名にアカウントIDとかレポジトリ名を入れる)
  • ECR登場の前はどうしていたか?
  • dockerレジストリを自前で運用してた
  • レジストリのバックエンドをS3とかにすると、dockerレジストリの起動オプションがかなりあった(運用が大変)

パーミッションの設定

  • IAMやAWSアカウントレベルでアクセスの制御が可能

価格

  • Docker Hub、自前でレジストリ(EC2+S3)より断然安い!

機能比較

  • webフック等がない(jenkinsと連携)

まとめ

  • 早く東京に来て欲しい!!

資料はアップされないとのことで、記念写真をパシャリ

IMG_0076

ECRは本当に運用が楽になるので、早く東京に来て欲しいです!!!

「お前のDockerイメージはまだ重い〜体脂肪一桁のDockerイメージを目指して〜」 株式会社サイバーエージェント @stormcat24 さん

  • Dockerの減量に特化した話でした。1GBのdockerにpullにどれくらいかかる?60秒はおそい!
  • コンテナイメージが太るとビルド、CI、ダウンロード、アップロードの時間がアップ!生産性が落ちて、twitterする時間が増える!なので、イメージを減量していく必要がある!
  • どうやって減量するか?
    • Dockerイメージのレイヤー(ファイルシステム)を減らす
    • Dockerファイル等で設定を外出しする→レイヤーを1つにまとめる
  • 産業廃棄物(開発中にでるゴミ)を減らす
    • yumやapt-getのゴミ
    • アプリのソース
    • git
    • 成果物だけ残す!
    • ボリュームマウントを利用する(ホストのボリュームを使う)
  • 公式イメージを使うべき?
    • 自分でカスタマイズしたほうが減量できる
    • scratchというイメージ:lsコマンドもないかなりの軽量、ECSエージェントでも使われている。他にもBusyBox、Alpine Linuxなどがある
  • 注意点
    • 減量を極めていくとデプロイが早くなるが、職人芸になってくる。トレードオフ
  • ImageLayer.io
    • dockerのどこで容量がくっているか?を診断してくれるツール
  • アプリケーションレベルでの減量
  • 不要モジュール削除
  • 静的ファイルなどは外部に出す

アプリ含めた減量を考慮していく必要があるとのことでした! Alpineというイメージを使うとnginxのイメージが150MBから20MBまで減量することができたそうです。 公式イメージを使うよりも減量ができそうです。

「実践ECS-CLI(デモ)」 @pottavaさん

[デモ] https://github.com/jawsug-container/example-voting-app

docker-composeを使ったデモでした。

今まで、複数コンテナを立ち上げる場合は、コンテナ1をrun、コンテナ2をrunみたいに自分でシェルを書く必要がありました。

docker-composeを使うと、YAMLファイルを書いてコマンド一発で、複数コンテナを起動、停止、削除まで実施することができます。これは、とてつもなく便利!だと思いました。

みなさんも、デモをすることでdocker-composeの威力を感じられるのではないかと思います!

「ECSを使ったAutoScalingの実装Tips」 クラスメソッド株式会社 千葉 淳

私もお話してきました。ECSはAutoScalingに対応していないのですが、CloudWatch Eventsを使ってAutoScalingに対応したというお話です。

ネックなのはAutoScalingに5分かかってしまうことです。これを、あと2分は早くしたい。

最後に

みなさんプロダクションでも使われているようで、慣れるとEC2感覚で使えるようです。慣れるために、ローカル環境を全てdockerにしてみようかなと思いました。

この後のLT大会も盛り上がりました。トニーモリスミートアップに参加した話はとても興味深かったです。

LT大会の資料や様子はこちら

コンテナ支部の運営のみなさま、参加されたみなさま、ありがとうございました!