[レポート] CMP305:VMware Cloud on AWS:Deep Dive #reinvent

2018.11.27

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こんにちは、菊池です。

本記事は、AWS re:Invent 2018のセッション「CMP305 - VMware Cloud on AWS: Deep Dive」のレポートです。

セッション概要

Dive deep into VMware Cloud on AWS—an integrated cloud offering jointly developed by AWS and VMware. It delivers a highly scalable, secure, and innovative service that enables organizations to seamlessly migrate and extend their on-premises VMware vSphere-based environments to the AWS Cloud. In this session, we cover the cloud challenges addressed by VMware Cloud on AWS, its architecture, its integration with AWS services, its unique benefits, and some popular use cases. We also explore consumption options, pricing, value-add services, total cost of ownership versus other alternatives, and customer success stories. Finally, we show some demonstrations of the service in action.

スピーカーは以下の2名です。

  • Andy Reedy - Manager, Partner Solutions Architecture , AWS
  • Jin Zhang - Manager, Partner Solutions Architecture , AWS

レポート

まずはVMware on AWSの成り立ちから。2016年にアナウンスされたVMware on AWSは、2017年に正式リリースされ、現在では14回のアップデートと200以上の機能、8リージョンでサービスされています、

VMware on AWSは、Software Defined Data Center(SDDC)といわれ、90分で利用開始が可能で、12分でホストの拡張ができます。SDDCあたり、最小3、最大で32のホストからなるクラスタを最大10クラスタ構築できます。

インスタンスとしては、現状ではベアメタルインスタンスのi3.metalが使用可能です。先日アナウンスされた、r5.metalについても紹介されていました。

アカウントとしては、AWSアカウントの方かにVMware SDDCアカウントが必要です。

AWSのインフラ上でVMwareのインスタンス、ストレージ、ネットワークを使いつつ、AWSのサービスの利用が可能になります。

4つのユーザーのユースケースが紹介されていました。

すでに多くのユーザに利用されているようです。日本の企業も複数でています。

NSXおよびDirectConnectを利用したハイブリッド環境も構築可能です。

アベイラビリティゾーン(AZ)をまたがるマルチAZ構成のクラスタも構成することができます。

EBS を使った大容量のストレージボリュームの説明。

2017の登場後、今年に入ってから東京リージョンを含めた5つのリージョンで利用可能になりました。来年以降も対応リージョンが広がることがアナウンスされています。

まとめ

VMware on AWSの概要、機能を一気にキャッチアップできるセッションでした。大規模な移行などでは選択肢の1つとして検討して行くことになるでしょう。

参考

【祝】VMware Cloud on AWSが東京リージョンでローンチされたので、SDDCをプロビジョニングしてみた