AWS CodeStarでWordPressを構築してみた

2017.04.21

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こんにちは、いわもとです。

先日リリースされたAWS CodeStar使って、Wordpress環境の構築をやってみました。
AWS CodeStarについて詳しくはこちらをご覧ください。

やってみた

プロジェクト作成

PHPを動かすため、テンプレートはPHP(Slim) EC2 を選択しました。

AWS_CodeStar 2

テンプレートを選択したら、プロジェクト名、EC2のインスタンスタイプを指定します。
次に進むと、SSHキーの指定画面となります。

AWS_CodeStar 3

マネジメントコンソールより、指定のリージョンのEC2にて事前にキーペアを用意しておきましょう。
プロジェクトの作成が始まりました、構築が完了するまでしばらくかかるので、次にRDSを作成します。

RDSの作成

詳細は割愛しますが、セキュリティグループを新規作成し、作成されたセキュリティグループの設定を
下記の様にする事でCodeStarで作成されたEC2インスタンスよりアクセスが可能となります。

RDS_·_AWS_Console

VPC_Management_Console

作成されたプロジェクトをローカルにクローンします。

git clone https://git-codecommit.us-east-1.amazonaws.com/v1/repos/project_name

詳しくはCodeCommitのGitリポジトリへの接続方法をご覧ください。

デプロイ対象の設定

クローンしたプロジェクト内に含まれるappspec.ymlに以下を追記します。

- source: /wordpress
destination: /var/www/html/wordpress
- source: /phpinfo.php
destination: /var/www/html/

appspec.ymlについて詳しくは、「AWS CodeDeploy の AppSpec を読み解く | Developers.IO」をご覧ください。

次に、プロジェクト内に、こちらよりダウンロードをしたZIPファイルを解凍後、配置します。
合わせて今回は動作検証のためphpinfo.phpを設置しました。

<!--?php phpinfo(); ?-->

一通りのファイルの用意ができれば、GITプッシュを行い、しばらくするとAWS CodeStarにて、下記の様にデプロイが始まります。

AWS_CodeStar 5

AWS_CodeStar 6

完了

AWS_CodeStar 7

では、ブラウザから確認します。

phpinfo.php

phpinfo__

wordpress

ec2-34-200-219-53_compute-1_amazonaws_com_wordpress_wp-admin_setup-config_php

残念・・・MySQLモジュールがないと怒られました。

PHPモジュールの追加

EC2にSSHし下記のコマンドを実行します。AWS CodeStarで作成されるEC2インスタンスは、EC2画面上から確認できます。

sudo yum install php56-mysqlnd.x86_64 -y && service httpd restart

改めて

WordPress_png

次にローカルにあるwordpressディレクトリ内にwp-config.phpを作成し必要な設定を行いGITプッシュを行います。 先ほどと同じ様に、AWS CodeStarにてデプロイが始まります。

みれた!

お餅のつぶやき_–_Just_another_WordPress_site

まとめ

AWS CodeStarを利用すると、テンプレートに基づいたEC2インスタンス作成、ミドルウェアのインストールと実行環境、
リポジトリ(CodeCommit)、ビルド(CodeBuild)、デプロイ(CodeDeploy)がCodePielineで   シームレスに繋がる環境が簡単に構築できます。
さらに、CI環境が簡単に構築できることは、非常にメリットがあるサービスです。

今日のわさび様

わさびさんは、4月15日で2歳になりました。

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