node.jsのいろいろなモジュール25 – SocketStreamを動かしてみる

2013.03.24

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SocketStreamとは

Nodeで動作するWebアプリケーション用フレームワークです。
このフレームワークはSingle Page Application(SPA。ページ遷移なしで動くアプリケーション)を開発することに特化しています。
SPAを想定していますので、最初の画面を読み込んだ後はWebSocketを使用してデータ通信やビューの変更を行います。

このフレームワークは、他のそれとは少し毛色が違うため、単純なCRUD系アプリには向いていません。
なお、基本はhtmlとjavascriptを使用して実装しますが、オプションで coffee scriptやjadeを使用することもできます。

環境構築方法

今回使用した動作環境は以下のとおりです。

  • OS : MacOS X 10.7.4
  • Node.js : v0.8.15
  • npm : 1.1.66

適当なディレクトリを作成し、そこでnpmを使用して必要モジュールをインストールします。
socketstreamはグローバルオプションをつけてインストールしましょう。

% npm install -g socketstream

SocketStreamサンプルを作成

では、socketstreamを使ったサンプルアプリケーションを作成してみましょう。
「socketstream new <プロジェクト名>」でプロジェクトを作成することができます。 
-cオプションをつけるとjavascriptの代わりにcoffee scriptを使用し、-jオプションをつけるとhtmlの代わりにjadeを使用します。

% socketstream -c -j new mysocket

上の状態でプロジェクトを作成すると、チャット機能をもったデモが動く状態でプロジェクトが作成され、
アプリケーションを起動すればそのまま使うことができます。
なお、-mオプションをつければチャットデモは作成されません。

作成したプロジェクトへ移動し、必要モジュールのインストールをしたら、アプリケーションを起動してみましょう。
http://localhost:3000にアクセスすると、Websocketを使用したチャット画面が表示されます。

% cd mysocket
% npm install
% node app.js

まとめ

今回はとりあえずsocketstreamを使用したサンプルを動かしてみました。
次回は生成されたソース内容を確認してみましょう。

参考サイトなど