[Titanium]#2 生成されたアプリを少しだけ修正してみる[Alloy]
作成されたコードを少しだけ修正してみる
前回はTitanium studioをインストールして、プロジェクト作成と実行を行ってみました。 今回は、前回作成したプロジェクトの中身を少し見つつ、ソースコードも少しだけ修正してみましょう。
環境構築方法
今回使用した動作環境は以下のとおりです。
- OS : MacOS X 10.7.5
- Xcode : 4.6
- Titanium SDK: 3.1.2
Titanium studioのインストールとアカウントの登録はできているものとします。
ソースを修正してビルド
前回作成したプロジェクトは、次のようなディレクトリ構成になっています。
主要なファイル/ディレクトリについて説明しておきましょう。
ディレクトリ構成
app/assets 画像等のアセットファイル群を配置するディレクトリです。 アプリ内ではapp/assetsのパスなしでアクセスすることができます。
app/controllers コントローラが配置されるディレクトリです。
app/models 今回は使用していませんが、モデルを配置するためのディレクトリです。
app/styles ビューに対するスタイルを定義するtss(Titanium用スタイルシート)を配置するディレクトリ。
app/views UIを定義するためのxmlが配置されるディレクトリです。
alloy.js アプリケーションのライフサイクルの先頭でコードを実行するために使用できます。 UIコンポーネントがロードされる前に関数をオーバーライドすることが可能で、コントローラがロードされる直前に実行されます。
config.json プロジェクトの設定ファイルです。
ファイルの修正
では、ドキュメントにしたがってファイルを修正していきましょう。 まずはassetsディレクトリにimagesディレクトリを作成し、画像を置いておきます。
次に、ビューファイル(app/views/index.xml)を修正します。さきほどの画像ファイルを表示させるためのImageViewを使用します。 ImageViewには後で定義するclickImage関数をクリックイベントに指定しています。
<Alloy> <Window> <ImageView id="imageView" onClick="clickImage"/> <Label id="l">Click Image of Apple Logo</Label> </Window> </Alloy>
app/stypes/index.tssでスタイルの定義もしておきます。ここでImageViewに画像をバインドしていますね。
"Window": { backgroundColor:"white" }, "#l":{ bottom:20, width: Ti.UI.SIZE, height: Ti.UI.SIZE, color:'#999' }, "#imageView":{ image:"/images/apple_logo.jpg", width:24, height:24, top:100 }
最後に、コントローラ(controllers/index.js)を次のように修正します。 ImageViewをクリックすると、このclickImage関数が実行されてアラートが上がります。
function clickImage(e) { Titanium.UI.createAlertDialog({title:'Image View', message:'You clicked me!'}).show(); } $.index.open();
プログラムの実行(CLI)
ファイルの修正ができたら、プログラムを実行してみましょう。 Titanium Studioから実行してもいいですが、今回はコンソールから実行します。 下記のように、titanium buildコマンドを使いましょう。
% cd path/your/appDir % titanium build -p ios
起動が成功すると、シミュレータが起動します。