Trend Vision OneでExecutive Dashboardを確認してみた
こんにちは、シマです。
皆さんはTrend Vision Oneを使っていますか?Trend Vision Oneにはとても多くの機能がありますが、今回はExecutive Dashboardという機能をご紹介いたします。
Executive Dashboardとは?
Vision Oneの様々なデータソースから、リスク、露出、攻撃、セキュリティ設定の観点で定量的な値として評価することができる機能です。曖昧な認識ではなく、定量的な値で状態を把握することで、是正や予防措置を実施するためのトリガーとすることができると思います。
リスク指標
リスク指標とは、後述の露出指数、攻撃指数、セキュリティ設定指数に基づいて計算される総合的なスコアです。様々なセキュリティ対策を実施することで、リスク指標を下げることが可能です。
画面下段の各タブにて、データソースに基づいたデバイス等それぞれのリスクレベルを確認することが可能です。
露出指数
露出指数とは、脆弱性やシステム設定等による影響の可能性に基づいて計算された指数です。例えば、エンドポイントに含まれるCVEの数やそれの悪用される密度や、セキュリティリスクを含んだシステム設定に応じて指数が変化します。
攻撃指数
攻撃指数とは、攻撃の強さに基づいて計算された指数です。
この環境は過去にTrend Vision One Endpoint Securityのテストのために、Eicar Test Fileの配置をしたことがあります。そのため、それが攻撃として検出され、記録されています。
セキュリティ設定指数
セキュリティ設定指数とは、エンドポイント、メール保護を総合的に評価して計算された指数です。例えば、Trend Vision One Endpoint Securityを導入していた場合、エンドポイントに割り当てられている設定で推奨されている機能が有効になっているか、エージェントのバージョン等で評価されます。
他の組織と比較
攻撃指数を除いた他3つの指数においては、「他の組織と比較」をクリックすることで、地域や業界、組織サイズの平均値と比較することができます。ここで表示される業界や組織サイズは、ビジネスプロファイルで設定しているものが表示されます。
ビジネスプロファイルの設定変更方法
画面右上のアイコンをクリックし、「ビジネスプロファイル」をクリックします。
表示されたビジネス情報内の「業種」「サイズ」を変更します。
業界、組織サイズの平均値が変更後のものに変わっていることが確認できました。
最後に
今回はTrend Vision OneのExecutive Dashboardという機能をご紹介いたしました。
本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。