サーバーにログインしなくても大丈夫、Fleet ManagerからWindows Serverにドライブを追加できるようになりました

2023.12.15

こんにちは、岩城です。

久しぶりの投稿です。

本日以下のアップデートがありましたので紹介したいと思います。

忙しい人向けまとめ

  • 恩恵を得られるのはWindowsインスタンス
  • 新たにEBSボリュームをアタッチした後、ボリュームをフォーマットし指定したドライブレターを追加することがFleet Managerから可能になった
    • サーバーにログインする必要がなく、AWSマネジメントコンソールの操作だけで済む
  • 新規ボリュームの追加だけがサポートされ、既存ボリュームへの設定変更は不可能
    • 従来どおりサーバーにログインして「ディスクの管理」から変更する

やってみた

VPCやEC2インスタンスの作成等は省略しますが、以下の点には注意してください。

  • EC2インスタンスからSession Managerのエンドポイントにアクセスできるネットワーク経路が確保されていること
    • プライベートサブネットにEC2インスタンスが配置されているなら、NATGWかVPCエンドポイント経由でアクセスできるようにする
  • Session Managerを実行できる権限を持つロールがEC2インスタンスにアタッチされていること
    • AWS管理ポリシーであるAmazonSSMManagedInstanceCoreがアタッチされていれば良いです

はじめに、追加となるEBSボリュームをEC2インスタンスにアタッチします。この時、EC2インスタンスの起動停止は問いません。

割りと忘れがちだと思うのですが(今回検証中に一瞬ハマりました)、EBSボリュームを作成する際は、アタッチしたいEC2インスタンスが起動しているアベイラビリティゾーンを指定してください。

違うアベイラビリティゾーンに作成すると、対象のインスタンスにアタッチできません。

つぎに、Fleet Managerのコンソールを表示します。

いくつかパターンがありますが、本エントリではEC2インスタンスのアクションからFleet Managerを選択します。

Fleet Managerのメニューに新しくEBSボリュームが追加されているので選択します。

事前にアタッチしておいたEBSボリュームが初期化されていない状態で認識されていることが分かります。

初期化フォーマットを選択します。

以下のようなフォーマット項目が選択できます。

  • パーティションスタイル
  • ドライブレター
    • Cを除く、A~Zを選択可能
  • パーティション名
  • ファイルシステム

ここにも記載があるとおり、一度設定した後はマネジメントコンソールから変更できないので、従来どおりサーバーにログインして変更が必要です。

すぐにフォーマットされますのでボリュームを確認するとドライブレターやパーティション名で設定されたことが分かります。

実際にサーバーにログインしてディスクの管理から確認してみました。

おわりに

ボリュームを追加する際、サーバーにログインして設定変更していたことが、AWSマネジメントコンソールからの操作で変更できるようになって嬉しいです。

本エントリがどなたかのお役に立てれば幸いです。