動作仕様を元にNotionカレンダーを通した上手い管理方法を考えてみる #Notion
Notionカレンダーが突如リリースされました。使い方は勿論、これまでのカレンダーとの使い分けが悩ましいものです。
このサービスで悩ましいのはスケジュール保存先でしょう。インストール手続き等は上記を参考にするとして、実際の使い方、使い分け例をまとめました。
操作対象のNotionデータベースを分別する
初期設定で表示されているいくつかのNotionデータベースは一度全て非表示にし、その後、自身が使うデータベースだけを表示させることをおすすめします。
Notionカレンダーは、アクセス権限とカレンダービューのある全てのデータベースをピックアップ可能です。ユニークなデータベース名は問題ありませんが、一般的な名前を持つ編集可能なデータベースの場合、誤操作の可能性があります。
Notionカレンダー上に反映する
データベースの更新をNotionカレンダーに反映するには、Notionデータベースから「カレンダーで開く」をカレンダービューで選択します。
NotionカレンダーはGoogleカレンダーとNotionデータベースからデータを取り込みます。同日同時刻帯でそれぞれに記録がある場合、Notionカレンダーではこれら2つのデータを1つのスケジュール内で組み合わせて扱うことはなく、2つのスケジュールが重なったような表示になります。
Notionデータベースからカレンダーに反映される日付は、日付プロパティが反映された場合は操作可能ですが、作成日時や最終更新日が反映された場合は読み取り専用となるため操作できません。データベースからカレンダーに反映される日付データは最も左側に位置するものとなります。もしも「作成日付」「更新日付」「予定時刻」のような順で並んでいた場合は、「予定時刻」を「作成日付」よりも左側に持ってくることを推奨します。
スケジュール作成から利用方法を考える
Notionカレンダーでスケジュール作成をする際、Notionデータベースへの登録とGoogleカレンダーへの登録の主な違いは、Googleカレンダーには特定の会議設定が存在すること。
Notionデータベース登録時には存在しません。
会議の場合はGoogleカレンダーに登録し、それ以外の場合はNotionデータベースにタスクとして登録すると効果的です。
会議体とタスクを1つのスケジュールにまとめたい場合
Googleカレンダーにスケジュールを追加して、概要にNotionのページリンクを追加します。Notionカレンダーの出番は無いかもしれません。
あとがき
個人的に印象に残るNotionカレンダーの特徴は二つあります。一つ目は、現時点ではNotionAIの処理が直接関与していないこと、二つ目は、本当にカレンダー要素のみに特化していることです。出来ることが少ないためか操作も手軽です。
可能な設定はGoogleカレンダーの会議付きスケジュール追加、Notionデータベースへタイトルと日付を設定した上でのレコード追加の2点です。
スケジュールは別々になるものの、1アプリ内でミーティング設定と議事録用ページが手軽に追加可能になるため、これまで議事録ページ作成で日付指定にやや手間取っていた場合にはオススメです。