NotionAIへ利用規約を元に使い方を確認してみた
NotionAIを気軽に使ってみるアドベントカレンダーの15日目です。
NotionAIは文章を解釈し、特定の用途に合わせて文章を再構成することが得意です。また、文章解釈の能力は再構築以外にも様々な用途で活用できます。
複雑で重要な内容を含むテキストであっても、AIによる解釈が有効な場合があります。今回はサービス開始直後のmixi2利用規約を例として取り上げ、規約に違反しない適切な使い方を検討してみました。
利用規約をNotionAIに読み込ませる
長い規約でも、AIが全体を確実に参照できるよう1ページ内にまとめることが重要です。複数ページに分割してしまうと、一部の内容が参照されなくなる可能性があります。
貼り付けた文章のフォーマットが崩れることがあります。人の目では気づきにくい細かな崩れも、AIを使って校正することで修正できます。ただし、全テキストを一度に校正すると処理がタイムアウトする可能性があるため、数ブロックずつ分けて行うことをお勧めします。
また、AIが段組の修正時に文章を変更してしまい、元の意図が変わってしまうことがあります。このような場合は、以下のように指示を出しましょう。
文章はそのままで段組みを整形して
この指示は、文章の内容を保持したままレイアウトを調整する際に広く活用できます。
NotionAIに規約を元にした質問をしてみる
NotionAIに多量のテキストを一次ソースとした質問をする際の重要なポイントは、要約を求めるかどうかです。分量制限を設けない場合、AIは単に原文を羅列してしまい、AIを活用する意義が失われてしまうことがあります。
mixi2で避けるべき投稿内容を元に、望ましい投稿内容を3行程度で具体的に教えて
望ましい投稿内容は以下の通りです:
- 事実に基づいた正確な情報で、他者の権利(著作権、プライバシー)を尊重した内容
- 他の利用者の名誉や社会的信用を尊重し、不快感を与えない適切な表現を用いた投稿
- 自己の投稿内容に責任を持ち、適切に管理された投稿
なお、原文羅列を防ぐために分量制限を入れたとしても、要約による切り落としが不可能な場合は結果としてほぼ同一のテキストを出してくることもあります。
mixi2で利用者が守らなければならないルールを教えて
mixi2の利用者が必ず守らなければならない重要なルールは以下の通りです:
- 利用資格:
- 未成年者の利用は禁止
- MIXI IDアカウントでの会員登録が必須
- アカウント管理:
- 会員資格の譲渡・貸与の禁止
- 登録情報の適切な管理と保護
- 投稿・行為の制限:
- 他者の権利(著作権等)を侵害する行為の禁止
- 他者の個人情報の無断公開禁止
- サービス運営を妨げる行為の禁止
これらのルールに違反した場合、サービスの利用停止や強制的な会員登録削除の対象となる可能性があります。
mixi2で利用者が守らなければならないルールを3行程度で教えて
mixi2で利用者が必ず守るべき重要なルールは:
- 未成年者の利用禁止、およびMIXI IDアカウントでの会員登録が必須
- 会員資格の譲渡・貸与禁止、および登録情報の適切な管理
- 他者の権利侵害禁止(著作権、個人情報等)、およびサービス運営を妨げる行為の禁止
分量制限を入れない指示と、分量制限を入れた指示の2つを出して、その結果を見比べることで比重が重くはなかったテキストを見つけることもできます。
あとがき
AIのレスポンスは一回の問い合わせだけで終わらせず、レスポンスの分量を絞ったり、求める要点を変えた指示を幾つか出してみることで、本当にニュアンスの一致するレスポンスに出会えることもあります。根気強く指示を出し続けることが重要です。