
Cloud One Workload Securityのエージェントバージョンを確認して、アップデートしよう
こんにちは、シマです。
皆さんはCloud One Workload Security(以降C1WS)を使っていますか?
C1WSをはじめとするTrend Micro社製品をご利用の方に向けて、トレンドマイクロ社より重要なお知らせが出ています。端的に言うと、エージェントをアップデートしてくださいという内容ですが、少し深堀りしてお知らせの内容を確認していきます。
何が起こるの?
Trend Micro社のActiveUpdateサーバー(AUサーバー)で使用されているコードサイニング証明書が更新されることになりました。これに伴い、エージェントのバージョンアップが必要になる可能性があります。
簡単に言うと、古いバージョンのエージェントを使い続けていると、最新のセキュリティ更新が受け取れなくなってしまう恐れがあるということです。
【重要】対応期限について
この対応には期限があります。2025年9月24日までに必ずエージェントのアップデートを完了してください。
期限を過ぎると、古いバージョンのエージェントでは正常にセキュリティ更新を受け取れなくなり、システムが脅威にさらされる可能性が高くなります。計画的な対応をお願いいたします。
どんな影響があるの?
もしエージェントのバージョンアップを行わない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
- パターンファイルのダウンロードが失敗する
- 最新のウイルスパターンファイルが更新されない
- 結果として、最新の攻撃を検知できなくなる
セキュリティ製品として最も重要な「最新の脅威から守る」機能が働かなくなってしまうため、早めの対応が必要です。
対象となる製品は?
C1WSに対象を絞ると、以下のエージェントをお使いの場合は対応が必要です。
Deep Security Agent(DSA)通常モジュール
- サポート終了製品:9.0、9.5、9.6、10.0、11.0
- 12.0.0-2380 (12.0 Update 26) 未満
- 20.0.0-6313 (20 LTS Update 2023-01-31) 未満
C1WS以外については、トレンドマイクロ社のお知らせページをご確認ください。
対応方法
バージョン確認
まずは現在お使いのエージェントのバージョンを確認してください。
アップグレード実施
上記の対象バージョンをお使いの場合は、2025年9月24日までにバージョンアップグレードが必要です。
稼働中のサービスに影響がない時間帯での作業をおすすめします。
特にWindows版のAgentではアップグレードの際にOSの再起動が必要になる可能性が高いです。
詳しい手順はこちら
バージョン確認からアップグレードまでの詳細な手順を、動画付きで分かりやすく解説した記事がありますので、そちらを参考にしてください。
最後に
今回のC1WSエージェントアップデートについて解説しました。2025年9月24日という明確な期限があるため、影響が大きいので期限までには必ず対応しましょう。こういったニュースの取りこぼしを防ぐためにも、エージェントアップデートは少なくとも年に1回くらい計画的に実施すると良いかもしれませんね。
期限まで時間はありますが、システムの安定稼働を考慮すると早めの対応をおすすめします。
本記事が皆様のお役に立てれば幸いです。