Trend Vision One のクレジット計算ツールで必要なクレジット数を計算してみた

Trend Vision One のクレジット計算ツールで必要なクレジット数を計算してみた

2025.10.15

こんにちは、シマです。

Trend Vision One では、一部機能で従量課金が利用できますが、基本的にはクレジットが必要になります。これまで必要なクレジット数を計算するには、各ソリューションのクレジット要件を確認して手動で計算する必要がありました。
https://docs.trendmicro.com/ja-jp/documentation/article/trend-vision-one-credit-req-for-apps-services

最近、Trend Vision One管理コンソール内にクレジット計算ツールが追加され、以前よりも簡単に計算できるようになりました。今回はこのツールの使い方をご紹介します。

使ってみた

まずは早速使ってみましょう。

Trend Vision Oneコンソールにログインし、左側のメニューから「Administration」→「Credits & Billing」を選択します。次に「すべての利用可能なソリューション」をクリックすると、「Credits計算機」の画面が表示されます。
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「クレジット使用量を見積もる」ボタンを押下し、「推奨されるクレジット購入を表示」を有効にしておきます。「ソリューションを選択」欄から、計算したいソリューションを選択します。
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選択したソリューションは下部に表示されるので、利用数を入力すると、各単位での合計クレジットが右側に表示されます。利用数の単位は選択したソリューションによって異なります。今回は「per endpoint」なので、エンドポイント数を入力します。すると、現在のクレジット残高を差し引いた、購入すべきクレジット数が上部に表示されます。
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「概要をエクスポート」ボタンを押下すると、Credits計算機の内容が記載されたExcelファイル(xlsx形式)をダウンロードできます。
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気づいたこと

Credits計算機で選択する単位は、Vision Oneの課金単位と必ずしも同じではありません。例えば、「Endpoint Security Essentials」を選択すると65クレジットが加算されますが、この内訳は「Advanced Endpoint Security」が45クレジット、「Endpoint sensor detection and response」が20クレジットの合計65クレジットです。おすすめパックのような形になっており、実際にセットで使うケースを想定しているのだと思われます。
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まとめ

Trend Vision One のCredits計算機を使うことで、必要なクレジット数の見積もりが簡単になりました。従量課金がリリースされていない機能はクレジットを用意する必要があるため、計算時には役立つツールです。

今後期待する機能追加としては、Trend Vision Oneコンソール外での計算機能や、従量課金の料金計算にも対応してくれると嬉しいですね。

本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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