[小ネタ]V1ES(SWP)のAWSアカウント連携時のスキャン領域が挙動に反映されない

[小ネタ]V1ES(SWP)のAWSアカウント連携時のスキャン領域が挙動に反映されない

2026.03.18

こんにちは、シマです。

今回は、TrendAI Vision One Endpoint Security(Server & Workload Protection)(以降V1ES(SWP))とAWSアカウントを連携する際に指定する「Server & Workload Protection スキャン領域」パラメータが、実際の検出挙動に反映されていないようなのでご紹介します。

事象の概要

V1ES(SWP)でAWSアカウントを連携する際、「Server & Workload Protection スキャン領域」という設定項目があります。

20260317shima01

この設定で東京リージョン(ap-northeast-1)のみを選択してAWSアカウント連携を行いました。しかし、実際にV1ES(SWP)のコンピュータ画面を確認すると、東京リージョンだけでなく大阪リージョンのインスタンスも検出されていました。

20260317shima02

CloudFormationテンプレートの差分

スキャン領域の指定内容がどのようにAWS側に反映されるか確認するため、「東京リージョンのみ」と「全リージョン」でそれぞれ生成されるCloudFormationテンプレートを比較しました。

2つのテンプレート間の差分は、ServerWorkloadProtectionRegionsパラメータの値のみでした。

東京リージョンのみ指定した場合
"ServerWorkloadProtectionRegions": [
  "ap-northeast-1"
]
全リージョン指定した場合
"ServerWorkloadProtectionRegions": [
  "af-south-1",
  "ap-east-1",
  "ap-east-2",
  "ap-northeast-1",
  "ap-northeast-2",
  "ap-northeast-3",
  "ap-south-1",
  "ap-south-2",
  "ap-southeast-1",
  "ap-southeast-2",
  "ap-southeast-3",
  "ap-southeast-4",
  "ap-southeast-5",
  "ap-southeast-6",
  "ap-southeast-7",
  "ca-central-1",
  "ca-west-1",
  "eu-central-1",
  "eu-central-2",
  "eu-north-1",
  "eu-south-1",
  "eu-south-2",
  "eu-west-1",
  "eu-west-2",
  "eu-west-3",
  "il-central-1",
  "me-central-1",
  "me-south-1",
  "mx-central-1",
  "sa-east-1",
  "us-east-1",
  "us-east-2",
  "us-west-1",
  "us-west-2"
]

このように、CloudFormationテンプレートには選択したリージョンが引数として渡されています。しかし、この値に関わらず実際の検出挙動は全リージョンを対象としたものと変わりませんでした。

回避策

現時点では、スキャン領域の指定によるスキャン対象リージョンの制御はできません。ただし、V1ES(SWP)のコンピュータ画面で対象リージョンを選択することで、表示されるインスタンスを絞り込むことは可能です。

20260317shima03

上記のように「アジアパシフィック(東京)」を選択すれば、東京リージョンのインスタンスのみが表示されます。スキャン領域の設定が修正されるまでは、この方法で対応しましょう。

まとめ

今回は、V1ES(SWP)とAWSアカウントを連携する際に指定する「Server & Workload Protection スキャン領域」パラメータが、実際の検出挙動に反映されていないことについてご紹介しました。

本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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