TrendAI Vision OneのPAYG版とCredits版で従量課金を利用する場合の違いを整理してみた

TrendAI Vision OneのPAYG版とCredits版で従量課金を利用する場合の違いを整理してみた

2026.04.07

こんにちは、シマです。

今回は、TrendAI Vision One(以降Vision One)の従量課金をAWS Marketplace経由で利用する際の、PAYG版とCredits版の違いについて整理してみました。

いきなり結論

  • 従量課金のみで利用する場合 → PAYG版がおすすめ
  • Creditsが必要な機能も併用する場合 → Credits版を選択

PAYG版はCreditsの事前購入や年間契約が不要で、運用面のリスクも少ないです。一方、Creditsベースでしか利用できない機能がある場合はCredits版が必要になります。なお、1つのVision Oneアカウントに対してCredits版とPAYG版の両方をサブスクライブすることも可能なので、併用という選択肢もあります。

はじめに

Vision Oneの従量課金をAWS Marketplaceから利用する場合、AWS Marketplaceには2つの製品が存在します。

TrendAI Vision One™(以降Credits版)
https://aws.amazon.com/marketplace/pp/prodview-u2in6sa3igl7c

TrendAI Vision One™ (PAYG)(以降PAYG版)
https://aws.amazon.com/marketplace/pp/prodview-vs2l7sl2ogwvg

どちらも従量課金を利用できますが、契約の仕組みや制約が異なります。以前書いた記事ではVision Oneの契約形態にいくつかのデメリットがありました。2026年1月にリリースされたPAYG版によって、これらの課題がどう改善されたかも含めて整理します。

https://dev.classmethod.jp/articles/202505-v1c1-marketplace-01/

Credits版とPAYG版の違い

契約時のCredits購入

Credits版では、サブスクライブ時に最低1 Credits(1.00 USD)の購入が必要です。そのため、Creditsの利用可否に関わらず、年間約1 USDが発生します。一方、PAYG版はCreditsの事前購入が不要です。

少額とはいえ、Credits版では年間契約としてCreditsを購入する形になるため、契約の仕組みが少し複雑になります。PAYG版ではこの手間がなくなりました。

年間契約の要否

Credits版は年間契約が前提です。契約から1年後にライセンスの更新が必要になります。

PAYG版には年間契約の概念がありません。サブスクライブしている間は従量課金で利用でき、不要になればサブスクリプションをキャンセルするだけです。

ライセンス更新忘れのリスク

Credits版では、契約から1年後にライセンスが失効します。更新を忘れると、30日の猶予期間後にVision One環境のデータが削除されるリスクがあります。これは以前の記事でもデメリットとして挙げていた点です。

PAYG版ではライセンスの年次更新が不要なため、更新忘れによるデータ削除のリスクがありません。

比較表

項目 Credits版 PAYG版
Marketplace製品名 TrendAI Vision One™ TrendAI Vision One™ (PAYG)
最低Credits購入 必要(1 Credits / 1.00 USD) 不要
年間契約 あり なし
ライセンス年次更新 必要(忘れるとデータ削除リスク) 不要
従量課金の利用 可能 可能
従量課金への手動切り替え 必要 必要
利用開始時期 2024年頃〜 2026年1月〜

Private Offerの有効期限に注意

AWS MarketplaceのPrivate Offerには有効期限があります。Private Offerの期限が切れると、自動的にPublic Offerに切り替わり、割引価格が適用されなくなります。

特にPAYG版は年間契約の更新がない分、Private Offerの有効期限を見落としがちです。定期的にオファーの更新を行うようにしましょう。

まとめ

PAYG版とCredits版で従量課金を利用する場合の違いを整理してみました。新規でVision Oneの従量課金を始める場合は、PAYG版を選択するのがおすすめです。既にCredits版を利用中の場合も、PAYG版への切り替えが可能なので検討してみてください。

本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

この記事をシェアする

関連記事