
【初心者向け】公式ドキュメントで学ぶ目的別New Relic活用ガイド
こんにちは。ゲームソリューション部の出村です。
みなさんNew Relicを利用していますか? New Relicでは、非常に豊富なドキュメントが提供されています。ドキュメントとしては、機能別の概要、使い方、機能のセットアップ方法が記載されてます。ですので、これらのドキュメントを読むことにより、個別の機能の使い方が理解できます。
公式チュートリアルドキュメントもあります
New Relicのドキュメントとして提供されているものは、機能ごとの解説をしているリファレンスだけではありません。さまざまな調査において、New Relicのどの機能を使えばよいのか、またそのなかに標示されているどのメトリクスをみていけばよいのか、といった問題特定をする方法についても記載されています。
New Relicは書籍等も市販されているため、これらのドキュメントの存在を知らず、書籍やネット上に公表されている技術記事などを参考に使い方を学んでいる、という方もいることでしょう。そのような場合、このドキュメントを見ながら進めていくことで、New Relic社が想定している使い方が理解でき、効率的に問題調査を進めることができるようになります。
ドキュメントの一読をお勧め
もし時間に余裕があれば、NewRelicのドキュメントを最初から最後まで一通り読む事をしておくことをお勧めします。というのも、ドキュメントを流して読む事で、どのような機能があるのか一通り理解できる上に、何かを調べたい時にドキュメントのどこを読めばよいのか、勘所を掴むことができるためです。
APMを利用したアプリケーションの調査方法
さきほどご紹介した調査方法のドキュメントは、こちらにあります。
「チュートリアルと段階的な説明」という項があり、そのなかに「アプリが遅い」「ウェブサイトのパフォーマンスを向上させる」など、目的別にNewRelicをどのように活用して調査したらよいのか書かれています。
こちらはチュートリアルですので、はじめてNewRelicを利用するかたにむけて懇切丁寧に解説がかかれています。
よくありがちな課題が設定されていますので、記載されている項目のうち、なにかしら目的に即している項目があることでしょう。目的に応じて見てみてください。
一覧としては以下の通りです。
- アプリが遅い
- ウェブサイトのパフォーマンスを向上する
- アラートの作成と管理
- インフラストラクチャデータでホストをトラブルシューティング
- 失敗したアプリのエラーを見つける
- 大量のログを管理する
- APIの問題を解決する
- ピーク需要に備える
- Kubernetesを理解する
- Datadogからの移行
- テレメトリーデータを最適化する
- New Relicでイノベーション
- 顧客体験の向上
- 適切なデータ収集
- サービスレベルで信頼性を管理する
「アプリが遅い」の概要
こちらの内容では、サーバーサイドで動作しているアプリケーションが遅い場合にどのように調査していけばよいのか、また原因の切り分け方法についても解説されています。
内容としては以下のような流れが記載されています。
- APMを利用するためにエージェントをインストールする
- APMのWeb transactions timeグラフを参考にして遅い処理機能を探る
- アプリのロジック、データベース、外部サーバーなど切り分けが可能
- 原因別にさらに原因を追及していく
- データベースであればスロークエリを特定する方法など
上記のように、New Relicのどのグラフをみていけばよいのかなどが具体的に記載されていますので、New Relicに不慣れであっても理解しやすく記載されています。
まとめ
New Relicはさまざまな情報を取ることができるので、詳細な調査を行うにはとても便利ですが、慣れないうちは、最初にどのメトリクスを見ていくことで、自分の目的(例えば、処理が遅い原因を探して修正すること、など)が達成できるかか理解するのに時間がかかるかもしれません。
New Relicでは、最初から先の資料が提供されているので、はじめて利用する際はこちらに従って進めていくのがよいでしょう。